播磨横田駅
播磨横田駅(はりまよこたえき)は、兵庫県加西市西横田町字下毛田にある北条鉄道北条線の駅[1]。同線では唯一、国鉄になってから設置された駅である。北条高校、播磨農業高校の最寄駅。
播磨横田駅 | |
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駅舎 | |
はりまよこた Harimayokota | |
◄長 (1.6 km) (2.2 km) 北条町► | |
所在地 | 兵庫県加西市西横田町[1]字下毛田 |
所属事業者 | 北条鉄道 |
所属路線 | 北条線 |
キロ程 | 11.4 km(粟生起点) |
電報略号 | ヨタ |
駅構造 | 地上駅[1] |
ホーム | 1面1線[1] |
乗降人員 -統計年度- |
54人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1961年(昭和36年)10月1日[1] |
備考 | 無人駅[1] |
ボランティア駅長により「小さな図書館」が駅舎内に開設されている。
また、毎月第2、第4日曜に「フレーム画」を描く活動がある。不定期でコントラバス演奏会も開催される。
歴史
編集北条線を建設した私鉄の播州鉄道(後の播丹鉄道)の時代には、この付近には横田村停留場(よこたむらていりゅうじょう)が開設されていた[1]。1916年(大正5年)6月3日に開設され[1]、長駅との間は1.0マイル(約1.6キロメートル)、北条町駅との間は1.4マイル(約2.2キロメートル)とされていた。1921年(大正10年)5月9日に営業が休止され、1934年(昭和9年)4月5日付で廃止となって、国鉄には継承されなかった[2]。
日本国有鉄道(国鉄)時代の1961年(昭和36年)10月1日に鉄道管理局で設定する横田仮乗降場として再び設置され、12月20日に気動車の旅客のみを取り扱う駅員無配置駅[3]、播磨横田駅となった[1]。1985年(昭和60年)4月1日に第三セクターの北条鉄道に転換され、この際に北条町駅との間の営業キロが2.4キロメートルから2.3キロメートルに改キロされた[2]。
トイレが老朽化し使いづらい状況であったため、2013年(平成25年)6月にトイレの建て替え工事に着手し、9月20日に水洗洋式トイレが完成した[4]。駅舎についても、神戸市内の女性からの寄付により2014年(平成26年)7月に新築工事が開始され、10月末に完成して11月3日に完成記念式典が開催された[5]。
年表
編集駅構造
編集単式ホーム1面1線を有する地上駅である[1]。駅舎は鉄筋コンクリート・一部木造の平屋建て、幅7.2メートル、奥行き5.5メートルで、駅舎内は寄付者の絵画を展示したギャラリーともなっている。
利用状況
編集1日乗降人員推移[8] | |
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年度 | 1日平均人数 |
2011年 | 50 |
2012年 | 60 |
2013年 | 60 |
2014年 | 65 |
2015年 | 68 |
2016年 | 44 |
2017年 | 52 |
2018年 | 54 |
駅周辺
編集田畑が多い。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、225頁。ISBN 9784343006028。
- ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、244頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「通報 ●北条線播磨横田駅及び鍛冶屋線曽我井駅の設置について(営業局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1961年12月13日、7面。
- ^ a b “広報かさい 2013年11月号” (PDF). 加西市. 2014年11月3日閲覧。
- ^ a b “北条鉄道 播磨横田駅の駅舎完成 催しに1800人”. 神戸新聞NEXT (2014年11月3日). 2014年11月3日閲覧。
- ^ 「日本国有鉄道公示第567号」『官報』1961年12月13日。
- ^ 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 14号 神戸電鉄・能勢電鉄・北条鉄道・北近畿タンゴ鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年6月19日、19頁。
- ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2020年9月11日閲覧
関連項目
編集外部リンク
編集- 播磨横田駅 - 北条鉄道