抵抗の枢軸

イランやシリア、それに同調する勢力によって形成された、対欧・対イスラエル・対サウジアラビアを目的とした非公式の軍事同盟

抵抗の枢軸(ていこうのすうじく)は、中東各地でイランが支援する武装組織のネットワークを指す言葉。イスラエルやアメリカに「抵抗」することから、この名が付けられた[1]

代表的な枢軸陣営組織にはヒズボラハマースイラン革命防衛隊イスラム聖戦などが挙げられる[2][3]。イランは枢軸陣営に多くの資金を送っていると考えられているが、イラン政府は認めていない[4]

2023年パレスチナ・イスラエル戦争以後、抵抗の枢軸陣営とアメリカ・イスラエル陣営の対立は明確となり、2023年イスラエルとヒズボラの紛争や、紅海危機に繋がることとなる。

脚注

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  1. ^ 日本放送協会. “アメリカも警戒する「抵抗の枢軸」とは?中東揺るがす存在? | NHK”. NHK NEWS WEB. 2025年1月5日閲覧。
  2. ^ ハマス・ヒズボラ「抵抗の枢軸」とは何か――中東における親イラン勢力の成り立ちと動向/溝渕正季”. SYNODOS (2024年2月12日). 2025年1月5日閲覧。
  3. ^ 貴生, 佐藤 (2023年10月24日). “活発化する親イラン勢力「抵抗の枢軸」 戦局左右する不安定要素”. 産経新聞:産経ニュース. 2025年1月5日閲覧。
  4. ^ 【解説】 アメリカが攻撃するイランの「抵抗の枢軸」とは”. BBCニュース (2024年2月5日). 2025年1月5日閲覧。