有価証券法(ゆうかしょうけんほう)とは、実質的意味の商法のうち、(商法上の意味の)有価証券に関する権利関係を規律する法律。日本では、有価証券に関する法律を包括して指す講学上の概念であり、「有価証券法」という名称の法律(法典)が存在するわけではない。

民法典には、証券的債権に関する規定があるが、これが有価証券に含まれるか否かについては争いがある。

商法典は、517条ないし519条のわずか3箇条において有価証券に関する規定をおいている。

また、手形法と小切手法が有価証券法の中で重視される。

このほかの有価証券に関する法令も含めて、有価証券法といえる。