戸谷 喜一(とや きいち、1911年 - 没年不明[1])は、日本小説家、元刑務官

群馬県生まれ[2]。1933年法政大学法科卒。1940年より大審院検事局記録係主任書記官を務める。1943年に出征し、華北方面に派遣される。1944年に復員し、看守長となる。仙台拘置所大阪拘置所など各地の矯正施設に勤務。1972年に定年退職。その後堺簡易裁判所民事調停委員を11年間務めた。日本カウンセリング学会初回名誉会員、大阪地方裁判所名誉調停委員、勲五等瑞宝章受章[2]死刑廃止論者。

主な作品

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  • 原爆新潟 私の終戦(アデカ啓文舎、1984年)
  • 団地族 明治男の24時間(自費出版、1985年)
  • 敗戦の悲しさ―堪え難きを堪え、忍び難きを忍んで(自費出版、1986年)
  • 靖国の戦友は生き残りの私に今何を……(自費出版、1987年)
  • このような長寿健康法は如何でしょうか(近代文藝社、1996年)
  • 学徒出陣も母子家庭から―南方ジャワのジャングル内で終戦を(日本図書刊行会、1997年)
  • 死刑執行の現場から 元看守長の苦悩と死刑存続の可否(恒友出版、1997年)
  • 人能ク道ヲ弘ム カウンセリングの実践(山径会、1998年)

脚注

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  1. ^ 『カウンセリング研究』第40巻第4号(日本カウンセリング学会、2007年12月)p.362に「他界」と記述がある。
  2. ^ a b 著名人メッセージ:戸谷喜一さん(元刑務官)”. アムネスティ日本 AMNESTY. 2022年9月17日閲覧。