戸狩野沢温泉駅
戸狩野沢温泉駅(とがりのざわおんせんえき)は、長野県飯山市大字照里にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)飯山線の駅である[1]。
戸狩野沢温泉駅[* 1] | |
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駅舎(2021年9月) | |
とがりのざわおんせん Togarinozawa-Onsen[* 2] | |
◄信濃平 (3.7 km) (3.6 km) 上境► | |
所在地 | 長野県飯山市大字照里[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■飯山線 |
キロ程 |
27.5 km(豊野起点) 長野から38.3 km |
電報略号 | トリ[2] |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
126人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1923年(大正12年)7月6日[1] |
備考 | |
概要
編集駅名の通り、戸狩温泉への玄関口となる駅である。飯山線の長野県側においての運転上の要衝となっているため、当駅を始発・終着とする列車が多い[1]。当駅から豊野方面は運転本数が多く、ほとんどの時間帯において1時間 - 1時間30分に1本の割合で運転されている一方、十日町方面は1日8往復のみの運転である。当駅を上下線通して運行される列車では、当駅で車両増結、分割が行われる場合もある[1]。夜間滞泊は2本設定されている。
かつては野沢温泉村にある野沢温泉への玄関口でもあったが、2015年(平成27年)3月14日の北陸新幹線金沢延伸開業後はバス路線が飯山駅のみの発着となり、当駅からのバス路線は全て廃止された[3]。
駅名が6文字(仮名表記では長野県内のJR線では最長)とやや長いこともあり、一部の駅掲示時刻表では旧駅名である「戸狩」と略した表記もみられる。
歴史
編集駅構造
編集島式ホーム1面2線を有する地上駅[1]。駅舎からホームへの移動は、構内踏切を利用する。留置線を有する。駅舎は1993年に改築された鉄骨造2階建てで、総工費1億3,000万円[6]。そのうち1億円を地元の商工会議所が負担した[6]。
飯山駅管理の直営駅。みどりの窓口・自動券売機が設置されている。かつてはKIOSKも営業していた。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | ■飯山線 | 上り | 長野方面[8] | |
下り | 十日町・越後川口方面[8] | 当駅始発 | ||
2 | 上り | 長野方面[8] | 当駅始発 | |
下り | 十日町・越後川口方面[8] |
-
待合室(2021年9月)
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構内踏切(2021年9月)
-
ホーム(2021年9月)
利用状況
編集JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は126人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 443 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 404 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 415 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 415 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 362 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 350 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 345 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 351 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 314 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 316 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 299 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 301 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 298 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 297 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 254 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 185 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 160 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 148 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 150 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 141 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)124 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)125 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)125 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)126 | [利用客数 1] |
駅周辺
編集バス路線
編集駅前に長電バスの戸狩野沢温泉駅停留所がある[10]。また、下記以外にも飯山市のデマンドタクシー「菜の花タクシー」が発着している(事前に電話予約が必要)[11]。
かつてはのざわ温泉交通による野沢温泉方面への路線バスが発着していたが、2015年3月31日を以って運行を終了した[12]。
隣の駅
編集脚注
編集記事本文
編集注釈
編集- ^ 実際は「戸狩」と「野沢温泉」を組み合わせた駅名のため、本来はこちらの表記が正しい。
出典
編集- ^ a b c d e f g h i j k l 『週刊 JR全駅・全車両基地』 21号 新潟駅・弥彦駅・津南駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年12月30日、25頁。
- ^ a b 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、42頁。ISBN 9784784071647。
- ^ a b “電車・バスをご利用の場合 : 北信州野沢温泉 観光協会オフィシャルウェブサイト”. 野沢温泉観光協会. 2015年3月14日閲覧。
- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、592頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b “戸狩野沢温泉駅 JR長野支社が改築へ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1993年7月31日)
- ^ a b c “JR飯山線戸狩野沢温泉駅 新装オープン”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1993年12月21日)
- ^ a b “戸狩野沢温泉駅 西口広場が完成”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1998年1月9日)
- ^ a b c d “時刻表 戸狩野沢温泉駅”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月19日閲覧。
- ^ “戸狩温泉スキー場へのアクセス 地図 交通情報”. 戸狩温泉スキー場 (2015年3月5日). 2015年3月14日閲覧。
- ^ “ながでんバス|路線バス|”. 長電バス. 2015年4月3日閲覧。
- ^ “飯山市内の公共交通”. 飯山市. 2015年4月3日閲覧。
- ^ “湯の花号バス(BUS:Yunohana Go)”. 野沢温泉村 (2015年3月12日). 2015年3月14日閲覧。
利用状況
編集- ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - 東日本旅客鉄道
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - 東日本旅客鉄道
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(戸狩野沢温泉駅):JR東日本