應聖寺

兵庫県神崎郡福崎町にある天台宗の寺院

應聖寺(おうしょうじ)は、兵庫県神崎郡福崎町にある天台宗の寺院である。関西花の寺二十五霊場8番、播州薬師霊場第13番札所である。沙羅の寺として知られている。境内の庭園は、兵庫県より文化財に指定されている[1]

應聖寺
應聖寺入り口(左上が本堂)
所在地 兵庫県神崎郡福崎町高岡1912
位置 北緯34度58分49.49秒 東経134度43分19.01秒 / 北緯34.9804139度 東経134.7219472度 / 34.9804139; 134.7219472座標: 北緯34度58分49.49秒 東経134度43分19.01秒 / 北緯34.9804139度 東経134.7219472度 / 34.9804139; 134.7219472
山号 妙見山
宗派 天台宗
本尊 聖観世音菩薩薬師如来
創建年 白雉年間(650年頃)
開基 法道仙人
中興年 鎌倉時代中期
中興 祐運大徳
別称 沙羅の寺
札所等 関西花の寺二十五霊場8番
播州薬師霊場第13番札所
文化財 應聖寺庭園(兵庫県指定文化財)[1]
法人番号 3140005014672 ウィキデータを編集
テンプレートを表示

縁起

編集

白雉年間(650年頃)に法道仙人によって開基されたと伝わる。鎌倉時代中期に祐運大徳によって中興され、南北朝時代には赤松則祐の祈願所として繁栄した[1]江戸時代には姫路城主の参詣を仰ぎ、徳川将軍家三代と姫路城主歴代の位牌を安置している。

涅槃仏

編集

山門前には、頭と足は石製で、胴体はサツキの生け垣の涅槃仏がある。右脇腹を下にして横たわり、身長約8m、肩幅の一番広い所で高さ1.5m ある。この涅槃仏像は、第34世住職祐廣和尚が1994年平成6年)に完成させた物である。さらに、その周囲に日本全国の山と川の108個の石を配置し、四方には沙羅の木を植えることにより、前述の涅槃仏と合わせて立体涅槃図とした[2]

行事

編集
  • 2月第1日曜日 - 採灯大護摩鬼舞い法要
  • 2月15日 - 涅槃会
  • 5月8日 - 花まつり会
  • 6月中旬 - 7月上旬 - 沙羅まつり
  • 11月下旬 - 12月上旬 - 紅葉まつり
  • 11月24日 - 天台大師会(大根たき)

境内で見られる花木

編集

アクセス

編集

脚注

編集
  1. ^ a b c 福崎町教育委員会 2004, p. 12.
  2. ^ 桑谷 祐顕 「花巡礼」 第20号 平成25年度版 「沙羅の寺の立体涅槃図と先代の思い」2013年1月1日発行 関西花の寺ニ十五カ所霊場会事務局(如意寺内

参考書籍

編集
  • 心華帖 - 関西花の寺二十五霊場授与品
  • 『福崎町の文化財』福崎町教育委員会、2004年10月23日、12頁。 

外部リンク

編集