Jホラーシアター』は、一瀬隆重プロデュース、東宝配給によるホラー映画のブランド。

落合正幸鶴田法男清水崇黒沢清高橋洋中田秀夫ら6監督による、計6作品を製作した。2007年の『怪談』を最後に約3年間、企画が凍結状態だったが、最終作『恐怖』が2010年に公開された。なお、当初は輪廻以降の作品はJホラーシアターに含まれておらず、それぞれ独立した作品だったが、2010年公開の『恐怖』で輪廻以降の作品もJホラーシアターに位置づけられている。

JホラーTV『日本のこわい夜』

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詳細は日本のこわい夜

TBS系にて連動企画として放送された。

『感染』

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感染
監督 落合正幸
脚本 落合正幸
原案 君塚良一
製作 一瀬隆重
製作総指揮 濱名一哉
小谷靖
出演者 佐藤浩市
高嶋政伸
音楽 蓜島邦明
主題歌 奥田美和子「夢」
撮影 増井初明
編集 深沢佳文
配給 東宝
公開   2004年10月2日
上映時間 98分
製作国   日本
言語 日本語
興行収入 8.2億円[1]
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『予言』との併映で第1弾として2004年10月2日に封切られた。PG-12指定。

あらすじ

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とある古い病院。予算が少なく国からの援助に見放されて備品も底を付きかけ、過酷な状況であるにもかかわらず多くの患者を抱えたここでは、スタッフたちが疲れ切っていた。

ある夜、全身に火傷を負った患者の容体が急変し、医師の秋葉の措置も虚しく医療ミスによって患者を死なせてしまう。極限状態にある自分の身を案じた秋葉と魚住は、ミスの隠蔽を決める。

そこへ、未知のウイルスに感染した患者が運ばれてくる。秋葉の同僚の赤井は自分たちでウイルスを調べて手柄を立てようと秋葉や魚住に提案するが、医師たちが目を離した隙に患者はダクトに逃げ込んでしまう。その後、病院のスタッフは次々とウイルスに感染していく。極限の疲労、隠蔽への不安、そしてお互いへの疑念を抱きながら極限状態の中、秋葉らは朝を迎える。

キャスト

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スタッフ

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『予言』

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『感染』との併映で第1弾として2004年10月2日に封切られた。

『輪廻』

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第2弾として2006年1月7日に封切られた。PG-12指定。

『叫』

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第3弾として2007年2月24日に封切られた。

『怪談』

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第4弾として2007年8月4日に封切られた。

『恐怖』

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第5弾として2010年7月10日に封切られた。また、本作はJホラー・シアター最終章として位置付けられている

脚注

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  1. ^ 「2004年度 日本映画・外国映画 業界総決算 経営/製作/配給/興行のすべて」『キネマ旬報2005年平成17年)2月下旬号、キネマ旬報社、2005年、152頁。 

外部リンク

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