愛田 武(あいだ たけし、本名:榎本 武(えのもと たけし)、1940年7月1日 - 2018年10月25日[1][2])は、日本実業家。愛田観光株式会社代表取締役社長歌舞伎町ホストクラブ協力会初代会長。

あいだ たけし

愛田 武
生誕 榎本 武
えのもと たけし

(1940-07-01) 1940年7月1日
日本の旗 日本新潟県北蒲原郡中条町(現・胎内市
死没 (2018-10-25) 2018年10月25日(78歳没)
日本の旗 日本東京都
国籍 日本の旗 日本
職業 実業家
団体 愛田観光株式会社
配偶者 あり
子供 あり
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源氏名は大ファンであった歌手の愛田健二に因む[3]

人物・来歴

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  • 1940年7月1日新潟県北蒲原郡中条町(現・胎内市)で9人兄弟の6番目として誕生。
  • 1956年 子宝に恵まれなかった中条町有数の名家へ養子となる。
  • 1960年 家業である農業が肌に合わず19歳のときに家出同然で東京へ上京。東京フランスベッドに入社。全国250店舗の営業成績で、ナンバー1の売り上げを記録する。
  • 1966年 防犯器具会社「日本ベル」を設立。
  • 1967年 防犯器具会社「日本ベル」が倒産。その後すぐに、かつら会社「クリーンヘア」を設立。
  • 1968年 ホストクラブ「ロイヤル」に入店。
  • 1969年 「ナイト宮益」に引き抜かれる。
  • 1971年 東京八重洲口日本最大のホストクラブ「ナイト東京」に入店(2フロアー160坪で当時日本最大のホストクラブ)。
  • 1971年 「ナイト東京」退店。独立し、新宿二丁目にクラブ「愛」(現在の愛本店。現存する日本で最も老舗ホストクラブ)をオープンさせる。
  • 1972年 2号店「ニュー愛」をオープンさせ、本店とともに翌年、歌舞伎町へ移転させる。
  • 1980年 新宿中央口に240坪の日本最大のホストクラブをオープン。
  • 1982年 日本最大のホストクラブを閉店。
  • 1988年 おなべクラブ「ニューマリリン」をオープンさせる。
  • 1995年 パブ「ダイアナ」とクラブ「ゲイン」をオープン。計5店舗のオーナー兼、売れっ子ホストとして活躍。
  • 2000年 クラブ「ゲイン」をパブ「ビブロス・愛」として新規オープンさせる(2009年現在、カサノバとして営業中)。
  • 2001年 パブ「ダイアナ」をショットバーとしてリニューアル
  • 2005年 BAR「POWER HALL HAJIME」をオープン。
  • 2007年 BAR「POWER HALL HAJIME2」をオープン。
  • 2007年 おなべBAR「マリリン2」をオープン。
  • 2009年現在、「愛本店」、「ニュー愛」、「カサノバ」、「ニューマリリン」の4店舗で経営者として従業員300人を抱える。
  • 2009年1月10日、愛田の半生を描いた日本映画『NIGHT☆KING ナイトキング』(倉科遼原作、主演いしだ壱成)が公開された。
  • 2009年9月4日、妻 朱美が書いた自伝「ホストの女房」がフジテレビ金曜プレステージにて放映された(朱美役は黒木瞳愛田武役は寺島進)。
  • 2011年 脳梗塞に倒れ、同時に認知症を発症する[4]。脳梗塞で倒れたのには酒好きがたたったともいう[5]
  • 2014年8月 愛田観光の社長を退任[4]。この頃から息子たちの間で覇権争いが勃発。男のみ3人兄弟だったが、最終的に長男以外の2人は自殺した。
  • 2015年 老人介護施設に入居していたが、資産をほぼ全て失い年金頼みの生活だった[4]
  • 2018年9月 体調に異変が生じて入院。心臓にペースメーカーを埋め込み、胃ろうの処置を施したが、その約1か月半後の10月25日3時すぎ、東京都内近郊の病院で死去[1][2]。78歳没。

経営

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愛田観光グループ一覧
ホストクラブ 愛 本店1部
ホストクラブ 愛 本店2部
ニュー愛
Casanova1部
Casanova2部
おなべBar ニューマリリン
おなべBar ニューマリリン2
POWER HALL HAJIME

出演

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テレビ
DVD
  • Champagne Call(発売:エイベックス
  • Champagne Call2(発売:エイベックス)

著作

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  • ホスト王が明かすいい女の法則(講談社、2002年。ISBN 978-4062115537
  • ホスト王・愛田流 天下無敵の経営術(河出書房新社、2004年。ISBN 978-4309016412

関連書籍

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書籍
漫画

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b 「ホスト界の帝王」愛田武さん死去「僕だけに」息子”. 日刊スポーツ (2018年10月25日). 2024年10月25日閲覧。
  2. ^ a b “ホストの帝王”愛田社長死去”. 東京スポーツ (2018年10月25日). 2024年10月25日閲覧。
  3. ^ 夜を創った男たち ホスト王 愛田武 倉科遼/著 2006年10月19日刊 実業之日本社 114頁。
  4. ^ a b c “歌舞伎町”伝説のホスト王「愛田武」の現在を独占直撃!(1)お家騒動で一文無しに… - アサ芸PLUS・2015年5月31日
  5. ^ 「クラブ愛」愛田武さん死去、晩年は後継者争いも”. 日刊スポーツ (2018年10月26日). 2019年12月11日閲覧。

外部リンク

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