愛媛亜熱帯植物園(えひめあねったいしょくぶつえん)は、愛媛県松前町にあった椰子林及び植物園である。植物は特にヤシ科に特化しており、窪田椰子園(くぼたやしえん)が運営していた。園長は設立者でもある窪田義直

愛媛亜熱帯植物園
園内にあるマレーシア原産のヤシ、ニボンヤシ(Oncosperma tigillarium)
園内にあるマレーシア原産のヤシ、ニボンヤシ(Oncosperma tigillarium)
施設情報
事業主体 窪田椰子園
開園 1959年
所在地 791-3164
愛媛県伊予郡松前町中川原928
位置 北緯33度48分02.1秒 東経132度44分59.4秒 / 北緯33.800583度 東経132.749833度 / 33.800583; 132.749833座標: 北緯33度48分02.1秒 東経132度44分59.4秒 / 北緯33.800583度 東経132.749833度 / 33.800583; 132.749833
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地図
地図

植物園自然保護国際機構(BGCI)による認証コード、およびハーバリウムのイニシャルはMASAK [1]

概要

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  • 所在地 : 愛媛県伊予郡松前町中川原928

歴史

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植物園跡地(2024年)

昭和10年頃、窪田義直が愛媛県丹原町で一本のヤシの木を見つけた。以来窪田は苗を集めて植物園を作ろうと考えるようになり、約40年にわたりヤシを中心とした亜熱帯植物の収集に私財を投じた。

1959年5月、自身のコレクションを植物園として公開開始。ヤシの模範栽培園として、学術研究用並びに観光に供する目的で県指定を受ける。

1969年に、博物館法に規定する博物館に相当する、ヤシ科の植物に特化した耕作庭園として、文部大臣より指定を受ける。

1986年に、「愛媛亜熱帯植物園」に名を変更した。

2007年時点では管理がされておらず、草木が無造作に生い茂っていた[2]Google ストリートビューでは、2014年1月時点ではヤシが生えていることが確認できるが、その後すべて伐採され愛媛信用金庫のテニスコートが跡地に建設された。

コレクション

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園内には約70種類に渡るヤシ科の植物が植えられており、カナリーヤシチャボトウジュロブラジルヤシシラガヤシニボンヤシなどがあった。また、ヤシと一緒に約56種の亜熱帯植物も生育していた。

入口の右側には、窪田義直が植物園設立に関して妻・雅子の協力に感謝の気持ちを表して設置した記念石碑「設置功労者窪田マサ子之碑」があった。

脚注

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外部リンク

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