「愛は幻 / One's Love 」(あいはまぼろし ワンズ・ラヴ)は2022年4月23日 (2022-04-23 ) に発売された、大貫妙子 の7インチ・シングル 。
「愛は幻」「One's Love」両曲とも1976年 (1976 ) リリースのアルバム 『Grey Skies 』[ 注釈 1] 収録曲。当時、同仕様のシングル盤は一般流通されず、関係者のみに配布されたプロモオンリー盤を初の“一般流通”仕様盤として、新規ジャケットにてリリースされた。
「愛は幻」は、シュガー・ベイブ のアルバム 『SONGS 』[ 注釈 2] リリース後、曲作りの面白さを自覚し始めた頃に書かれた曲。シュガー・ベイブ後期のライブでもレパートリーとして「今日はなんだか」に続けて演奏され、そのうち、1994年 (1994 ) に『SONGS』[ 注釈 2] がオリジナル・マスターにて初CD化された際[ 注釈 3] 、荻窪ロフトでの解散コンサートから1976年4月1日 (1976-04-01 ) のライブ音源が、2015年 (2015 ) にリリースされた40周年盤『SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition- 』[ 注釈 4] のディスク1に、1976年1月28日 (1976-01-28 ) 、仙台電力ホール での細野晴臣 ・大滝詠一 のジョイント・ライヴ“ TROPICAL MOON”からのライブ音源が、それぞれボーナス・トラック として収録された。この曲はシュガー・ベイブ時代のレパートリーだったことから、山下達郎 がアレンジを手がけている。
「One's Love」はシュガー・ベイブ以後に書かれたジャズ志向の楽曲。大貫によればベン・シドラン などから影響を受けて出来た曲だとし、「ちょっとジャズ寄りの志向があったんです、一時期。だから、どうしても3拍子で少しハネる感じに。ジャズまではいかないんだけれど」[ 1] という。
本作は【2022 RECORD STORE DAY 限定盤】としてリリース。ジャケットは『Grey Skies』[ 注釈 1] のジャケット写真をもとにデザインした新装丁になっているほか、裏面の歌詞カードも今回、新たに歌詞とレコーディング・メンバーのみ掲載に変更された。また、レコード・レーベル、およびレコード袋は、『Grey Skies』[ 注釈 1] リリース当時のパナム ⁄ クラウンレコード のデザインとなっている。
愛は幻
大貫妙子 作詞 · 作曲 山下達郎 · 大貫妙子 編曲
One's Love
大貫妙子 作詞 · 作曲 細野晴臣 · 大貫妙子 編曲
愛は幻
Rhythm Arrangement by 山下達郎
Chorus Arrangement by 大貫妙子
One's Love
佐藤博
:
Steinway Piano, Fender Rhodes Piano, Roland Synthesizer
鈴木茂
:
Acoustic & Electric Guitar
田中章弘
:
Fender Bass
林立夫
:
Drums
浜口茂外也
:
Percussion
国吉征之
:
Flute
地域
タイトル
リリース日
レーベル
規格
カタログ番号
備考
日本
愛は幻 / One's Love
1976年 (1976 )
PANAM ⁄ CROWN
7"シングルレコード
S・9
非売品・見本盤。ジャケット写真はプロモーション用写真を使用。裏面には大貫妙子のプロフィールと『Grey Slies』[ 注釈 1] のリリース・インフォメーションを掲載。
2022年4月23日 (2022-04-23 )
PANAM ⁄ CROWN / Lawson Entertainment, Inc. (HMV record shop)
CRK-1026
【2022 RECORD STORE DAY 限定盤】非売品プロモ盤の新ジャケットによる一般流通盤。HMV record shop限定盤。ジャケット写真は『Grey Slies』[ 注釈 1] のジャケット写真と同じものを使用。
^ 大貫妙子 「MUSICIAN FILE 大貫妙子徹底研究」『ミュージック・ステディ 』第3巻第8号、ステディ出版、1983年10月30日、67-114頁。「Talking About My Songs」