悲劇喜劇
日本の雑誌
概要
編集ハヤカワ「悲劇喜劇」賞
編集2013年1月に創設された演劇賞。公益財団法人早川清文学振興財団と早川書房が共催する[3]。『悲劇喜劇』が劇評文化の発展を掲げていたことにちなみ、創刊65周年に際して発足した[3]。
対象作品は毎年1月1日から12月31日までの間に日本で上演された現代演劇であり、翌年1月に、評論家の劇評意欲をもっとも奮い立たせる演劇作品を選出する[3]。 受賞作品に直接関わったキャスト、スタッフへ正賞(盾)および副賞100万円が授与される。
受賞作一覧
編集- 第1回(2014年[注釈 1]):『MIWA』(NODA・MAP(野田地図)第18回公演)
- 野田秀樹作・演出。
- 第2回(2015年):『鴎外の怪談』(二兎社第39回公演)
- 永井愛作・演出。
- 第3回(2016年):『リチャード二世』(彩の国シェイクスピア・シリーズ第30弾、さいたまネクスト・シアター第6回公演)
- 蜷川幸雄演出、シェイクスピア作(松岡和子訳)、さいたまゴールド・シアター共演。
- 第4回(2017年):『キネマと恋人』(世田谷パブリックシアター+KERA・MAP#007)
- ケラリーノ・サンドロヴィッチ台本・演出。
- 第5回(2018年):『荒れ野』(穂の国とよはし芸術劇場PLAT、アル☆カンパニー)
- 桑原裕子作・演出。
- 第6回(2019年):『消えていくなら朝』(新国立劇場主催)
- 第7回(2020年):『スリーウインターズ』(文学座アトリエの会)
- 松本祐子演出、テーナ・シュティヴィチッチ(Tena Štivičić)作。
- 第8回(2021年):中止(コロナ禍の影響のため)
- 第9回(2022年):『ダウト:疑いについての寓話』(シアター風姿花伝)
- 小川絵梨子翻訳・演出、ジョン・パトリック・シャンリィ作、那須佐代子プロデュース。
- 第10回(2023年):『カタブイ、1972』(エーシーオー沖縄・名取事務所共同制作)
- 内藤裕子脚本・演出、下山久・名取敏行プロデュース。
- 第11回(2024年):『閻魔の王宮』(劇団俳優座)
選考委員
編集脚注
編集注釈
編集- ^ ここでは受賞作が公表された年を示す。
出典
編集- ^ a b “ハヤカワ悲劇喜劇賞創設のお知らせ”. 早川清文学振興財団WEBサイト. 早川清文学振興財団. 2020年1月5日閲覧。
- ^ “〈ミステリマガジン〉〈SFマガジン〉〈悲劇喜劇〉隔月刊化のお知らせ”. ハヤカワ・オンライン. (2014年11月26日)
- ^ a b c "ハヤカワ悲劇喜劇賞創設のお知らせ."早川清文学振興財団. 2024年7月30日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 『悲劇喜劇』 - ハヤカワ・オンライン
- 演劇活動に対する顕彰及び助成:ハヤカワ「悲劇喜劇」賞 - 公益財団法人早川清文学振興財団