恵日寺 (香南市)

高知県香南市にある寺院

恵日寺(えにちじ)は、高知県香南市香我美町山北にある真言宗智山派仏教寺院。本尊は十一面観音

恵日寺
本堂
本堂
所在地 高知県香南市香我美町山北4475番地
位置 北緯33度35分37.4秒 東経133度44分16.0秒 / 北緯33.593722度 東経133.737778度 / 33.593722; 133.737778座標: 北緯33度35分37.4秒 東経133度44分16.0秒 / 北緯33.593722度 東経133.737778度 / 33.593722; 133.737778
山号 岩清水山(がんせいすいざん)
院号 觀足院(かんそくいん)
宗旨 新義真言宗
宗派 真言宗智山派
本尊 十一面観音
創建年 (伝)神亀2年(725年)
開基 (伝)行基
正式名 岩淸水山觀足院惠日寺
文化財 木造十一面観音立像、木造金剛界大日如来坐像、木造胎蔵界大日如来坐像(以上は国の重要文化財
法人番号 6490005005072 ウィキデータを編集
恵日寺の位置(高知県内)
恵日寺
恵日寺
恵日寺 (高知県)
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歴史

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伝承によれば奈良時代神亀2年(725年)、行基による開創という。平安時代空海(弘法大師)が来山したとの伝えもあり、境内に空海伝説の釣井や泉が残る。

江戸時代寛文6年(1666年)に火災により堂宇を焼失。寛政5年(1793年)再建後は七坊(善蔵・自在・忍護・北・窪・辻・別性)を有し、北麓川村(現在の香美市土佐山田町逆川)の全てが寺領となっていた。明治初頭の廃仏毀釈により廃寺となり、月見山宝幢院(香南市香我美町岸本)所属の仏堂となったが、昭和17年(1942年)に寺号を復帰した。[1]

現在は鬱蒼とした森の中となっているが、石積みが残り、境内の左側には石仏や石塔が並び、広い境内地であったことがうかがわれる。

文化財

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重要文化財(国指定)
  • 木造十一面観音立像(本尊) - 素木像、一木造り、彫眼、平安時代作
  • 木造金剛界大日如来坐像 - 檜材、寄木造り、平安時代後期作。2012年3月に盗難に遭うが同年5月に発見された。
  • 木造胎蔵大日如来坐像 - 檜材、寄木造り、平安時代後期作
備考
  • 四天王寺所蔵の木造毘沙門天立像(国の重要文化財)は、当寺から移されたもの

交通アクセス

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  • はりまや橋バス停から高知東部交通安芸駅行バス「野市龍河洞通」下車 車15分
  • 車:県道22号線を香南市役所を通過し県道385線(龍河洞スカイライン)へ「のいち動物公園」を越えて約10分左側に参道が見える。

脚注

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  1. ^ 『日本歴史地名大系 高知県の地名』、p.188; 『日本名刹大事典』、p.51

参考文献

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  • 『日本歴史地名大系 高知県の地名』、平凡社、1983年
  • 圭室文雄編『日本名刹大事典』、雄山閣、1992年

周辺情報

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外部リンク

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