志登茂川(しともがわ)は、三重県津市を流れる河川二級水系の本流である。津市芸濃町椋本字塚田に発し伊勢湾へ注ぐ。二級河川の指定区間は14kmにおよぶ。水源地海抜100m以下で、河川勾配が緩やかな河川であるため河口から4kmほど遡った平野橋(県道410号線)の上流に平野防潮水門が設置されている。過去には1974年(昭和49年)7月24日からの集中豪雨により、また2004年(平成16年)9月29日台風21号により、流域の下流を中心に浸水被害が発生した。

志登茂川
志登茂川と江戸橋
水系 二級水系 志登茂川
種別 二級河川
延長 14.8 km
平均流量 660 m3/s
(江戸橋、計画流量)
流域面積 49.19 km2
水源 三重県津市芸濃町椋本字塚田
水源の標高 -- m
河口・合流先 伊勢湾(三重県)
流域 三重県
テンプレートを表示

津市街地を流れる代表的な河川の一つであり、河川の周辺には江戸橋三重大学などの著名な施設もある。支流には毛無川や横川などがある。毛無川の名前は上流に高田本山専修寺があるため“坊主=毛が無い”からきていると思われているが[要出典]、“毛”には“稲”の意味もあり、稲作または二毛作をできないほど氾濫したことが由来である。また横川は川が海に対して横(平行)に流れることが名前の由来である。横川の支流には逆川があり、この川は海と逆方向に流れており国道23号沿いにこの川の名前を冠した逆川神社がある。

主な支流

編集

二級河川と準用河川を下流側から順に記載する[1][2]

河川 よみ 次数 種別 管理者 主な経過地 河川延長
(km)
備考
志登茂川 しともがわ 本川 二級河川 三重県 14.8
毛無川 けなしがわ 1次支川 二級河川
準用河川
三重県
津市
五六川 ごろくがわ 2次支川 準用河川 津市
横川 よこがわ 1次支川 二級河川
準用河川
三重県
津市
逆川 さかがわ 2次支川 準用河川 津市
新川 しんかわ 3次支川 準用河川 津市
前田川 まえだがわ 1次支川 二級河川 三重県
中の川 なかのがわ 1次支川 二級河川
準用河川
三重県
津市

脚注

編集

外部リンク

編集