レフューズニクたちへの祈り
『レフューズニクたちへの祈り』(-いのり、仏語 Prières pour refuzniks)は、2006年(平成18年)にジャン=リュック・ゴダール監督が製作した『レフューズニクたちへの祈り (1)』(Prière pour refuzniks (1))、『レフューズニクたちへの祈り (2)』(Prière pour refuzniks (2))の連作によるスイスの短篇映画群である。『徴兵拒否者への祈り』(ちょうへいきょひしゃ-)とも。
レフューズニクたちへの祈り (1) | |
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Prière pour refuzniks (1) | |
監督 | ジャン=リュック・ゴダール |
脚本 | ジャン=リュック・ゴダール |
製作 | ジャン=リュック・ゴダール |
出演者 |
パトリス・ムレ オディ・ジュフロワ (アーカイヴ・フッテージ 『カラビニエ』、1963年) |
音楽 | レオ・フェレ |
主題歌 | レオ・フェレ『L'Oppression』(1973年) |
編集 | ジャン=リュック・ゴダール |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 6分41秒 |
製作国 |
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言語 | フランス語 |
次作 | レフューズニクたちへの祈り (2) |
レフューズニクたちへの祈り (2) | |
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Prière pour refuzniks (2) | |
監督 | ジャン=リュック・ゴダール |
脚本 | ジャン=リュック・ゴダール |
製作 | ジャン=リュック・ゴダール |
編集 | ジャン=リュック・ゴダール |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 3分28秒 |
製作国 |
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言語 | フランス語 |
前作 | レフューズニクたちへの祈り (1) |
略歴・概要
編集2006年(平成18年)5月11日 - 同年8月14日、パリの国立総合文化施設ポンピドゥー・センターが企画した初のゴダール展『ユートピアでの単数/複数の旅行 ジャン=リュック・ゴダール 1946年 - 2006年』(Travel(s) in Utopia, Jean-Luc Godard 1946-2006)が行なわれた際に、同センターの上映ホールで、ゴダールの初期の作品『カラビニエ』(1963年)の併映として公開された[1]。
本作はいずれも、徴兵を拒否したために幽閉されたイスラエルの若い兵士たち(レフューズニク)への映画書簡である[1]。2007年(平成19年)11月7日にフランスで発売された『愛の世紀』と『アワーミュージック』の2枚組DVDのボーナストラックに、いずれも収録されている。
レフューズニクたちへの祈り (1)
編集概要
編集本作は、ゴダールが1963年(昭和38年)に製作した映画『カラビニエ』の処刑シーンのアーカイヴ・フッテージに、レオ・フェレが1973年(昭和48年)に発表した楽曲『L'Oppression』(「弾圧」の意)を音声トラックに載せたもので、弾圧との闘争を語り直したものである。
スタッフ・キャスト
編集- 監督・脚本・編集・プロデューサー : ジャン=リュック・ゴダール
- 出演 : 『カラビニエ』(1963年)のアーカイヴ・フッテージ
- 音楽 : レオ・フェレ『L'Oppression』(1973年)
レフューズニクたちへの祈り (2)
編集概要
編集イスラエルでのパレスチナ紛争をめぐる映像と、ステンドグラスを背に歌うサラエヴォの歌手による独唱をフィーチャーしたミニ・オラトリオである。
平筆でダビデの星を描く映像から始まる。ドイツ語で字幕が2枚、対比される。
- ベルリンは Berlin
- ただ一人 halt ein 1
- あなたのダンサーは dein Tänzer
- 死である ist der Tod
- エルサレムは Jerusalem
- ただ一人 halt ein 1
- あなたのダンサーは dein Tänzer
- 死である ist der Tod
最後にエンドタイトルの代わりに字幕が1枚。
- 地球 Terre
- 対する contre
- 空 ciel
スタッフ・キャスト
編集- 監督・脚本・編集・プロデューサー : ジャン=リュック・ゴダール
関連事項
編集脚注
編集外部リンク
編集- Les Carabiniers / Prières pour refuzniks - ポンピドゥー・センター
- Prières pour refuzniks - カーンのシネクラブ・ド・カーンの分析