御殿山峠
御殿山峠(ごてんやまとうげ)は、滋賀県甲賀市甲南町柑子と三重県伊賀市内保を結ぶ峠。水口、甲南と伊賀を結ぶ。内保峠、打保越、磯尾越、焼尾越、伊賀街道とも呼ぶ。近江輿地志略に伊賀路と書かれた四道のうちの一つ。江戸時代に殿様や旅人が休憩するところがあったので御殿山峠という。標高260メートル。
御殿山峠 | |
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御殿山峠 | |
所在地 |
日本 滋賀県甲賀市、三重県伊賀市 |
座標 | 北緯34度53分12.574秒 東経136度10分8.616秒 / 北緯34.88682611度 東経136.16906000度座標: 北緯34度53分12.574秒 東経136度10分8.616秒 / 北緯34.88682611度 東経136.16906000度 |
標高 | 260 m |
山系 | 鈴鹿山脈 |
プロジェクト 地形 |
かつては一本松があったが、枯れてしまった。松の木の根元に金毘羅と刻まれた小さな石碑があり、旅人たちの安全を見守っている。
1473年(文明5年)5月、一条兼良が美濃から帰る途中で、この道を通って甲賀から伊賀へ抜けたことが「ふじ河の記」に記されている[1]。
近くの名所
編集脚注
編集- ^ 甲賀市史 第8巻 甲賀市事典. 甲賀市. (2016年12月12日). p. 197
参考文献
編集- 木村至宏『近江の峠道ーその歴史と文化ー』サンライズ出版、2007年、64-66頁