彩書
彩書(さいしょ)とは、墨以外の色を用いた書のこと。1950年代に上田桑鳩が手がけ、1960年代以降、その弟子小川瓦木が発展させたという。またこれと別に、 手間本北栄は1989年に自らが「彩書」を開発したと主張している。
また21世紀初頭ころからは、年賀状や絵はがきにもちいるための一般向けの「彩書」も提案されており、「彩書」の語を用いたさまざまな作品、活動がある。
なお、中国語では、色絵葉書、カラー印刷の書籍などを「彩書」と呼ぶこともある。
参考文献
編集- 尾崎洋子『筆遊び彩書』日貿出版社、2005年、ISBN 978-4-8170-4042-8
- 手間本北栄『彩書の世界展』案内文、1993年
- 東洋書芸院「現代書とは: 上田桑鳩」、 http://www.gendaisho.jp/gendaisyo/ueda/index.html、 2007年3月29日最終アクセス。
- 東洋書芸院「現代書とは: 小川瓦木」、 http://www.gendaisho.jp/gendaisyo/ogawa/index.html、 2007年3月29日最終アクセス。
- 尾崎洋子の筆遊び彩書オフィシャルホームページ、 [1]、 2008年4月18日最終アクセス。