当麻東原古墳
当麻東原古墳(たいまあずまはらこふん)は、神奈川県相模原市南区当麻にある古墳時代後期の古墳(円墳)。墳丘は市指定の史跡に指定され[1]、出土品は市指定の有形文化財に指定されている[2]。
当麻東原古墳 | |
---|---|
別名 | 馬塚・名馬塚 |
所在地 | 神奈川県相模原市南区当麻1440(当麻東原公園) |
位置 | 北緯35度31分37.9秒 東経139度22分14.1秒 / 北緯35.527194度 東経139.370583度座標: 北緯35度31分37.9秒 東経139度22分14.1秒 / 北緯35.527194度 東経139.370583度 |
形状 | 円墳 |
規模 | 直径約16メートル、高さ約3メートル |
埋葬施設 | 横穴式石室 |
出土品 | 耳環・勾玉・管玉・鐙・鉄鏃・刀子など |
築造時期 | 7世紀 |
被葬者 | 不明 |
史跡 | 2001年(平成13年)4月1日市指定[1] |
有形文化財 | 2012年(平成24年)4月1日市指定(東原遺跡出土品と一括)[2] |
地図 |
概要
編集相模川左岸の段丘に位置する。かつて14基の円墳で構成されていた谷原古墳群(現在は当麻谷原1号墳が相模原ポンプ場内に保存[3])からは850メートルほど東に離れた位置に立地する。地元では馬塚(うまづか)・名馬塚(めいばつか)などと呼ばれていた[1]。
1989年(平成元年)~90年(平成2年)に行われた市の土地区画整理事業に伴い、同時代の集落遺跡で古墳の北方70メートルにある東原遺跡とともに発掘調査された。古墳は7世紀に築造されたと見られており、横穴式石室から耳環や勾玉・管玉・鐙・鉄鏃・刀子などの副葬品が出土した。また東原遺跡では、竪穴建物5棟のほか、土師器の坏・甕・碗・甑・壺・砥石などが出土した。
現在古墳は当麻東原公園に保存され、出土品は相模原市立博物館に所蔵されている[2]。
-
当麻東原古墳及び東原遺跡出土品(相模原市指定文化財)
相模原市立博物館展示。
脚注
編集- ^ a b c 相模原市文化財保護課. “18.当麻東原古墳”. 相模原市. 2021年1月25日閲覧。
- ^ a b c 相模原市文化財保護課. “49.当麻東原古墳及び東原遺跡出土品”. 相模原市. 2021年1月25日閲覧。
- ^ 相模原市文化財保護課. “17.当麻谷原古墳(1号墳)”. 相模原市. 2021年1月25日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 当麻東原古墳 - 相模原市