弦楽四重奏曲第41番 (ハイドン)
弦楽四重奏曲第41番 ト長調 作品33-5, Hob. III:41 は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが1781年に作曲した弦楽四重奏曲である。偽作(作品7)や編曲作品を除くと第29番であり、第1楽章冒頭の旋律から『ご機嫌いかが(ドイツ語: Wie geht es dir?)』という愛称で呼ばれることもある。
まとめて出版された作品33の「ロシア四重奏曲」全6曲(第37番(第31番)~第42番(第33番))中の5曲目であり、『ロシア四重奏曲第5番』とも呼ばれる(作曲の経緯については、「ロシア四重奏曲」の項を参照のこと)。
構成
編集全4楽章、演奏時間は約20分。全体的には軽い曲風であるが、短調で書かれた第2楽章はたいへん美しいものとなっている。
関連項目
編集- ハイドンの弦楽四重奏曲一覧 - ハイドン弦楽四重奏曲全曲のリスト
- 弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 K. 421『ハイドンセット第2番』 - ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した弦楽四重奏曲。
- 終楽章にシチリアーナの主題による変奏曲をおくというアイデアは、後に作曲されたこのモーツァルトの曲に影響を与えていると言われる。