廣池康志郎
廣池 康志郎(ひろいけ こうしろう、2002年9月16日 - )は、宮崎県都城市出身[2]のプロ野球選手(投手)。右投左打。千葉ロッテマリーンズ所属。
千葉ロッテマリーンズ #64 | |
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基本情報 | |
国籍 |
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出身地 | 宮崎県都城市 |
生年月日 | 2002年9月16日(22歳) |
身長 体重 |
185 cm 85 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2024年 ドラフト5位 |
年俸 | 800万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集プロ入り前
編集小学校3年生のときに野球を始めた[3]。
都城農業高校では2年時に遊撃手から投手へ転向した[4]。2年夏の宮崎大会では全3試合に登板したが[5][6][7]、都城東との3回戦で敗退[7]。3年夏は新型コロナウイルスの影響で甲子園大会およびその出場権を懸けた地方大会が中止となり、独自代替大会[8](宮崎)では1回戦敗退であったが[3]、最速142km/hを計測した[4]。高校卒業後は、小学生の頃から憧れを抱いていた畜産業(詳細後述)を専門的に学ぶため、東海大学農学部応用動物科学科に入学した[9]。
東海大学では九州キャンパス硬式野球部で野球を続け[3]、農学部の実習も多かったが、野球と両立した[10]。大学入学後もまだ身長(骨)が伸びていたこともあって、高い負荷のトレーニングが行えなかったが[11]、1日約1時間のストレッチを行うなど、身体づくりに取り組むと、3年時から主戦投手となった[10]。4年春は新型コロナウイルス感染と右肩痛[12]で熊本地区予選は1登板、南部ブロック決勝リーグでは未登板であったが、チームは7年ぶりに全日本大学選手権へ出場[10]。同選手権では中部学院大学との1回戦で敗退したが、廣池は5回2失点で復調の投球を見せた[12]。4年秋の南部ブロック決勝リーグでは1回戦[13]で最速153km/hを計測した[14]。
2024年10月24日に開催されたドラフト会議にて、千葉ロッテマリーンズから5位指名を受けた[注 1]。11月23日には契約金4000万円・年俸800万円(いずれも金額は推定)で仮契約を締結[1]。12月4日に新入団選手発表会が行われ、背番号は64と発表された[16]。担当スカウトは有吉優樹[17]。
選手としての特徴
編集ノーワインドアップから柔軟性を生かして左足を高く上げ[10]、テイクバックでは身体が後傾し、豪快に右腕を振る[11]躍動感ある投球フォームが特徴[12]。
ストレートは最高回転数が2500rpmを超え[18]、最速は153km/hを計測[2]。変化球はスライダー、カットボール、チェンジアップ、スプリット、カーブを投げ分ける[10]。
人物
編集愛称は名前の「康士郎(こうしろう)」を縮めた「こちろう」[1]。
地元(宮崎県都城市)で祖父が畜産業を営んでいたこともあり、小さな頃から牛の世話を手伝ってきた[2]。小学生の頃からは畜産業界に憧れを抱き[19]、中学卒業後は都城農業高校へ進学[2]。さらに高校卒業後は専門的に勉強するため、東海大学農学部応用動物科学科に入学した[9]。同大学では九州キャンパス硬式野球部で野球を続け[3]、3年秋に九州大学野球選手権3回戦で敗退した際には「今のレベルではまだまだプロに行けるような力はない。今は畜産を目指す気持ちの方が大きいです」と話していたが[4]、翌2024年にドラフト指名を受け、「今は野球だけで、野球を引退してからも畜産はできると思うので、未練はないです」と話した[14]。
詳細情報
編集背番号
編集- 64(2025年[16] - )
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c 星夏穂「【ロッテ】ドラ5広池康志郎が仮契約、チーム3人目のこうしろうに「大学ではこちろうと呼ばれている」」『日刊スポーツ』。2024年11月25日閲覧。
- ^ a b c d 「ドラフト会議に臨む東海大九州の広池康志郎投手、直球は最速153キロの右腕…北別府学さんが高校の先輩」『読売新聞オンライン』2024年10月20日。2024年10月31日閲覧。
- ^ a b c d 「「北別府2世」東海九州の広池康志郎がドラフト指名 千葉ロッテ5位」『朝日新聞DIGITAL』2024年10月24日。2024年10月31日閲覧。
- ^ a b c 「東海大九州 畜産と野球「二刀流」150キロ右腕がかみしめた悔しさ【九州大学野球選手権】」『西スポWEB otto!』2023年10月23日。2024年10月31日閲覧。
- ^ 「宮崎大会 7月7日のスコア」『日刊スポーツ』。2024年10月31日閲覧。
- ^ 「宮崎大会 7月15日のスコア」『日刊スポーツ』。2024年10月31日閲覧。
- ^ a b 「宮崎大会 7月17日のスコア」『日刊スポーツ』。2024年10月31日閲覧。
- ^ 「宮崎)県高校野球大会2020、あす開幕」『朝日新聞DIGITAL』2020年7月10日。2024年10月31日閲覧。
- ^ a b c 「ドラフト会議、ロッテ5位指名に東海大九州の広池康志郎投手…畜産学ぶ牛好きでグラブにも牛のデザイン」『読売新聞オンライン』2024年10月25日。2024年10月31日閲覧。
- ^ a b c d e 「【大学野球】全国舞台でベールを脱ぐ逸材右腕 東海大九州キャンパス・廣池康志郎に「北別府二世」の期待」『週刊ベースボールONLINE』2024年6月10日。2024年10月31日閲覧。
- ^ a b 「九州の“ロマン系”右腕、チェンジアップが武器の実戦型投手が注目度上昇!【全日本大学選手権で評価を上げたドラフト候補5人】<SLUGGER>」『THE DIGEST』2024年6月17日。2024年10月31日閲覧。
- ^ a b c 「今秋ドラフト候補右腕 東海大九州・広池が自己最速151キロ 阪神スカウト熱視線「ポテンシャルは高い」」『デイリースポーツ』2024年6月11日。2024年10月31日閲覧。
- ^ 「[10/18(金)]第112回九州地区大学野球選手権南部九州ブロック大会 - 決勝トーナメント 第一工科大学vs東海大学九州キャンパス」『九州地区大学野球連盟』。2024年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月4日閲覧。
- ^ a b 「【ロッテ ドラフト5位指名】廣池康志郎(東海大九州)は “牛が好きすぎる”異色の投手 スカウト評価「九州学生ナンバー1投手」(3/3ページ)」『RKK熊本放送』2024年10月24日。2024年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月4日閲覧。
- ^ 「プロ野球ドラフト会議で熊本キャンパス硬式野球部の廣池選手が千葉ロッテマリーンズから5位で指名されました」『東海大学』2024年10月25日。2024年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月4日閲覧。
- ^ a b 「【ロッテ】西川史礁6、宮崎竜成44、一條力真41、坂井遼62など/新入団選手背番号」『日刊スポーツ』2024年12月4日。2024年12月4日閲覧。
- ^ 「【ロッテ】ドラ5広池康志郎「あらためて実感」指名あいさつ「スケールの大きな」先発目指す」『日刊スポーツ』2024年10月30日。2025年1月23日閲覧。
- ^ 「「育成での指名も覚悟していた」MAX153キロ右腕の東海大九州・廣池康志郎 ロッテ5位指名に笑顔」『西スポWEB otto!』2024年10月24日。2024年10月31日閲覧。
- ^ a b 「【ロッテ ドラフト5位指名】廣池康志郎(東海大九州)は “牛が好きすぎる”異色の投手 スカウト評価「九州学生ナンバー1投手」(2/3ページ)」『RKK熊本放送』2024年10月24日。2024年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月4日閲覧。