廣中邦充
日本の僧侶
廣中 邦充(ひろなか くにみつ、1950年8月28日[1] - 2019年4月16日)は、浄土宗西居院第二十一代目住職[1]。教育評論家。愛称は「やんちゃ和尚」[2]。愛知県岡崎市出身[2]。
ひろなか くにみつ 廣中 邦充 | |
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生誕 |
1950年8月28日 愛知県岡崎市真福寺町 |
死没 | 2019年4月16日(68歳没) |
国籍 | 日本 |
出身校 | 大正大学仏教学部 |
職業 | 僧侶 |
略歴
編集愛知県岡崎市真福寺町で西居院住職の次男として生まれる[2]。少年時代は、地元ではかなりのワルで何度も警察の世話になっていた[2]。高校時代の恩師の支えによって徐々に更生[2]。
大正大学へ入学[3]。大正大学仏教学部卒業後[4]、ソニーに入社。販売会社へ出向し、そこで全国トップの営業成績を記録した[3]。退職後は独立して複数の企業を経営した[2]。
1990年に、二十代目住職であった父が病気で倒れ、邦充が二十一代目住職に就任した[2]。1996年から10年以上にわたり自らが営む寺で、非行や引きこもり、援助交際等の心の問題を抱えた少年少女達[5]を無償で預かるようになった[2][6]。2010年までに1000人以上の少年少女達を更生させてきて、“平成の駆け込み寺”として注目された[2][4]。
著書
編集- 「見えない虐待」(NHK出版)
- 「やんちゃ和尚~399人の不良少年少女を更正させた熱血坊主」(竹書房)
- 「子どもは悪くない!~道に迷った子どもたちとやんちゃ和尚の心の交流」(日本標準)
- 「のびのび子育て」(PHP)
- 「どんな命も花と輝け」
- 「ありがとう 子どもは悪くない!―やんちゃ和尚これで子どもは救われる」
- 「やんちゃ和尚の「親子のルール」をつくろうよ 「わが家の絆」を結びなおすために」
その他
編集ドキュメンタリー
編集- ザ・ノンフィクション「おじさん、ありがとう〜ショウとタクマと熱血和尚」(2019年、フジテレビ)[8]
脚注
編集出典
編集- ^ a b 受賞者紹介 : 社会貢献者表彰 平成19年度, 社会貢献支援財団
- ^ a b c d e f g h i 岡崎で「やんちゃ坊主」廣中さん討論会-「まちづくりは人づくり」 2012年05月11日岡崎経済新聞
- ^ a b 廣中邦充 プロフィール|講演会・セミナーの講師紹介なら講演依頼.com
- ^ お笑いコンビ「オダウエダ」の小田結希は西居院で暮らした経験があり、彼女の話によれば少年少女以外にも、夫のDVから逃れてきた女性もいたという
- ^ 子育て導く真心説法 紫波町・広中さんが講演, 2009/06/08 16:02 岩手日報
- ^ 『東海愛知新聞』2019年4月19日。
- ^ “民放連賞・テレビ教養番組 最優秀賞「おじさん、ありがとう」〜熱血和尚が遺したもの〜”. フジテレビ (2020年12月27日). 2021年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月28日閲覧。