広田王(ひろたおう、生没年不詳)は、奈良時代の皇族。官位は従五位上・縫殿頭。
称徳朝の天平神護3年(767年)无位から従五位下に直叙される。光仁朝に入ると宝亀元年(770年)大炊頭に任ぜられる。宝亀9年(778年)伊賀守に任ぜられると、宝亀10年(779年)越後守と光仁朝末は地方官を務めた。
桓武朝では延暦6年(787年)鍛冶正、延暦7年(788年)縫殿頭と京官を歴任し、延暦8年(789年)22年振りに昇叙されて従五位上に至る。
『続日本紀』による。