平松正顕
平松正顕(ひらまつ まさあき、1980年 -)は、日本の天文学者。国立天文台天文情報センター周波数資源保護室講師[1]。国立天文台台長特別補佐[1]。専門は、電波天文学、星形成、天文学広報[1]。
平松正顕 (ひらまつ まさあき) | |
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生誕 |
1980年??月??日 日本 岡山県倉敷市 |
研究分野 | 電波天文学 |
研究機関 | 国立天文台 |
出身校 | 東京大学 |
博士課程 指導教員 | 長谷川哲夫 |
プロジェクト:人物伝 |
略歴
編集1980年、岡山県倉敷市生まれ[1]。1999年岡山県立岡山朝日高等学校卒業[1]。2003年東京大学理学部天文学科卒業[1]。2008年東京大学大学院理学系研究科天文学専攻卒業、博士(理学)[† 1][1]。国立天文台リサーチアシスタント、台湾中央研究院天文及天文物理研究所博士研究員、国立清華大学博士研究員、ALMA地域センターアストロノマーを経て、2011年3月よりALMA推進室(2012年4月よりチリ観測所)助教[1]。2021年6月より現職[1]。2019年3月より国立天文台台長特別補佐を務める[1]。
日本天文教育普及研究会理事(年会担当)[1]、科学技術広報研究会(JACST)副会長[1]。日本天文学会ネットワーク委員[1]。
人物
編集2003年、東京大学大学院理学系研究科天文学専攻修士1年時に高梨直紘とともに天文学普及プロジェクト「天プラ」(天文学とプラネタリウム)を立ち上げる[3]。天プラ副代表として、2004年5月より月刊星ナビ(アストロアーツ)の連載「天文学とプラネタリウム」を高梨と交互に執筆[3]。トイレで宇宙を感じるためのアイテム「Astronomical Toilet Paper」(ATP)の解説を書き下ろした[3]。
漫画『宇宙兄弟』の「月面シャロン天文台」の技術面監修を担当[4]。第39巻に平松をモデルとした針松博士が登場した[5][6]。
著書
編集- 平松正顕『宇宙はどのような姿をしているのか』[7](ベレ出版、2022)ISBN 9784860646813
- 平松正顕(監修)、渡部潤一(監修)『アルマ望遠鏡が見た宇宙』[8](宝島社、2015)ISBN 9784796698986
- 平松正顕(訳)『歴史を変えた100の大発見 宇宙』[9](丸善出版、2014)ISBN 9784621088579
脚注
編集註釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m 平松正顕. “HIRAMATSU Masaaki Webpage”. 2022年2月7日閲覧。
- ^ 博士論文書誌データベース
- ^ a b c 高梨直紘、平松正顕ほか「天文学普及プロジェクト「天プラ」の挑戦 ~第1幕を振り返って~」『天文教育』第20巻第5号、天文教育普及研究会、2008年9月、32-39頁。
- ^ 宇宙兄弟【公式】 [@uchu_kyodai] (2019年9月8日). "シャロン天文台の技術面監修をしてくださっている国立天文台の平松正顕さん". X(旧Twitter)より2022年9月21日閲覧。
- ^ 平松正顕 [@parsonii] (2021年2月25日). "宝物にします。". X(旧Twitter)より2022年9月21日閲覧。
- ^ 宇宙兄弟【公式】 [@uchu_kyodai] (2021年11月19日). "平松先生をモデルにした針松博士". X(旧Twitter)より2022年9月21日閲覧。
- ^ 平松正顕「宇宙はどのような姿をしているのか」、ベレ出版、2021年1月。
- ^ 平松正顕(監修)、渡部潤一(監修)「アルマ望遠鏡が見た宇宙」、宝島社、2015年7月。
- ^ 「歴史を変えた100の大発見 宇宙」、丸善出版、2014年10月。