平山 重勝(ひらやま しげかつ、1904年明治37年) - 1994年平成6年)4月5日)は、日本の植物病理学者。タバコモザイク病などの研究を行った。

三重高等農林学校を卒業後、京都帝国大学農学部に入学、1928年卒業、大学院に進学し、1930年、徳川生物学研究所の嘱託研究員となった。徳川生物学研究所でタバコモザイク病の研究をはじめ、1935年に「煙草・モザイク病の細胞学的研究1」を発表した。1939年に徳川生物学研究所を退職、厚生省衛生試験所技師となり、1947年に厚生省衛生試験所植物部長などを務め、病変米菌の代謝生物に関する研究などを行った。1949年、「タバコモザイク病に関する研究」にて農学博士(京都大学)[1]。1954年に三重大学農学部の教授となり、定年退職後は、松阪女子短期大学(現:三重中京大学短期大学部)教授などを務めた。

著作

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  • 『植物のヴァイラス病』 平山重勝著、岩波書店、1938年。
  • 『植物病原菌属名検索表』 平山重勝編・発行、1967年。

参考文献

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  • 追悼記事 日本植物病理学会報 第60巻第4号 1994年8月

脚注

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  1. ^ タバコモザイク病に関する研究”. 国立国会図書館サーチ. 2016年9月20日閲覧。