市子』(いちこ)は、2023年12月8日に公開された日本映画[1]。主演は杉咲花[1]。原作は、監督の戸田彬弘が主宰する劇団チーズtheater旗揚げ公演作品でもあり、サンモールスタジオ選定賞2015では最優秀脚本賞を受賞した「川辺市⼦のために[1]

市子
監督 戸田彬弘
脚本 上村奈帆
戸田彬弘
原作 戯曲「川辺市子のために」(戸田彬弘)
出演者 杉咲花
若葉竜也
森永悠希
倉悠貴
中田青渚
石川瑠華
大浦千佳
渡辺大知
宇野祥平
中村ゆり
音楽 茂野雅道
撮影 春木康輔
編集 戸田彬弘
制作会社 basil
チーズfilm(協力)
配給 ハピネットファントム・スタジオ
公開 日本の旗 2023年12月8日
上映時間 126分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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ストーリー

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2015年8月。大阪で恋人の長谷川と慎ましくも幸せな日々を送る市子はプロポーズを受けた翌日に突如失踪する。途方に暮れる長谷川は訪ねてきた刑事から川辺市子という女性は存在しないと告げられる。長谷川が市子の行方を追う最中、市子の旧友や知人らから彼女の壮絶な半生が明かされていく。

キャスト

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川辺市子
演 - 杉咲花[2](幼少期:奥野此美[3]
主人公。長谷川からプロポーズと共に浴衣を贈られるが、翌日の花火大会を前に失踪する。
長谷川義則
演 - 若葉竜也[2]
市子と三年間同棲していた恋人。
北秀和
演 - 森永悠希[2]
市子の高校時代の同級生。市子に片想いしていた。
小泉雅雄
演 - 渡辺大知[2]
ソーシャルワーカー。市子の母の元恋人。
後藤修治
演 - 宇野祥平[2]
市子を捜索中の刑事。市子の捜索願が出されたことで長谷川の元を訪れる。
川辺なつみ
演 - 中村ゆり[2]
市子の母。スナックで働きながら男性に依存して生きている。
吉田キキ
演 - 中田青渚[2]
市子の昔の友人。パティシエ志望で、市子にケーキの試食を頼んでいた。
北見冬子
演 - 石川瑠華[2]
失踪した市子と接触していた女性。
田中宗介
演 - 倉悠貴[2]
市子の高校時代の恋人。
山本さつき
演 - 大浦千佳[2][注 1](幼少期:網本唯舞葵[4]
市子の幼馴染。
幸田梢
演 - 岡陽毬[4]
市子の中学時代の友達。
川辺月子
演 - 徳網まゆ(幼少期:小林咲花[5]
市子の妹。
女子1、女子2
演 - 駒板なみ[6]、河井心絆
さつきの小学校時代の友達。
濱田
演 - 小尾颯
さつきの小学校時代の思い人。
男子
演 - 西川諄[4]
梢のおっぱいを触るクラスメイト。
りな
演 - 長三伊乃[4][7]
さつきの娘。
男子2、男子3
演 - 逢坂真[8]清水学
宗介の友達。
ママ
演 - 竹下かおり[9]
なつみが働くスナックのママ。
さつきの父
演 - 村角ダイチ[10]
梢の母
演 - 吹越ともみ[11]
小島
演 - 池畑暢平[12]
刑事。
浴衣カップル
演 - 新田群青、橋本佳奈[13]
アナウンサー
演 - 加田晶子[14]高松良誠[注 2][15]、倉窪莉沙[16]
渡辺
演 - 飯島順子[17]
市子とキキが入居していた寮の寮母。
井出陽子
演 - みやなおこ[18]
NGO無戸籍支援の会「アカシ」の代表。
  • 梅田脩平、吉田みるく、井土伊吹

スタッフ

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  • 監督 - 戸田彬弘
  • 脚本 - 上村奈帆、戸田彬弘
  • 原作 - 戸田彬弘
  • 音楽 - 茂野雅道
  • エグゼクティブプロデューサー - 小西啓介、King-Guu、大和田廣樹、小池唯一
  • プロデューサー - 亀山暢央
  • 撮影 - 春木康輔
  • 照明 - 大久保礼司
  • 録音・整音 - 吉方淳二
  • 美術 - 塩川節子
  • 衣裳 - 渡辺彩乃
  • ヘアメイク - 七絵
  • 編集 - 戸田彬弘
  • キャスティング - おおずさわこ
  • 助監督 - 平波亘
  • ラインプロデューサー - 深澤知
  • 制作担当 - 濱本敏治
  • スチール - 柴崎まどか
  • 制作 - basil
  • 制作協力 - チーズfilm
  • 製作 - 映画「市子」製作委員会
  • 製作幹事・配給 - ハピネットファントム・スタジオ

受賞

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脚注

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書誌出典

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注釈

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  1. ^ 方言指導も担当
  2. ^ EDクレジットでは高松良成と誤記

出典

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  1. ^ a b c 映画『市子』公式サイト
  2. ^ a b c d e f g h i j "作品情報 映画「市子」". 映画.com. カカクコム. 8 December 2023. 2024年6月24日閲覧
  3. ^ 映画『市子』絶賛公開中|公式アカウント - X(旧Twitter) 2024年1月8日
  4. ^ a b c d テアトルアカデミー大阪 - X(旧Twitter) 2023年7月27日
  5. ^ 小林咲花 - 劇団ひまわり
  6. ^ 駒板なみ - 劇団ひまわり
  7. ^ 長三伊乃 - X(旧Twitter) 2024年6月24日
  8. ^ 逢坂真 - 舞夢プロ
  9. ^ Kaori Takeshita / 竹下かおり - X(旧Twitter) 2023年9月1日
  10. ^ 村角ダイチ - 舞夢プロ
  11. ^ 吹越ともみ - リットリンク
  12. ^ 池畑暢平 - 映画「わたしの、途切れない物語。」
  13. ^ 橋本佳奈 - 舞夢プロ
  14. ^ 加田晶子 - 舞夢プロ
  15. ^ 高松良誠 - 舞夢プロ
  16. ^ 倉窪莉沙 - 舞夢プロ
  17. ^ 飯島順子 - 舞夢プロ
  18. ^ INFORMATION - MIYANAOKO.COM
  19. ^ “浜辺美波、杉咲花、吉永小百合ら5名が主演女優賞を受賞<第47回日本アカデミー賞>”. WEBザテレビジョン (KADOKAWA). (2024年1月25日). https://thetv.jp/news/detail/1178863/ 2024年3月8日閲覧。 
  20. ^ “【毎日映画コンクール】杉咲花が『市子』で女優主演賞「映画に関わったみなさんと喜びを分かち合いたい」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2024年2月14日). https://www.oricon.co.jp/news/2314423/full/ 2024年3月8日閲覧。 
  21. ^ “第37回高崎映画祭 最優秀主演俳優賞・最優秀助演俳優賞”. 高崎新聞. (2024年1月18日). http://www.takasakiweb.jp/news_cat/23489/ 2024年3月8日閲覧。 
  22. ^ 第2回「観たいのに観れなかった映画賞」投票結果発表!”. swfi (2024年4月3日). 2024年4月4日閲覧。

外部リンク

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