巨勢 池長(こせ の いけなが)は、奈良時代の貴族。官位は従五位上・武蔵介。
天平神護3年(767年)従五位下に叙爵し、翌神護景雲2年(768年)右馬助に任ぜられる。
光仁朝に入ると、宝亀元年(770年)越前員外介として地方官に転じ、翌宝亀2年(771年) 越前介に昇格する。宝亀7年(776年)従五位上・右衛士佐に叙任されると、宝亀11年(780年)中衛少将と光仁朝後半は武官を務めた。
天応元年(781年)桓武天皇の即位後間もなく、武蔵介に任ぜられて再び地方官に転じている。
『続日本紀』による。