川村 ケン(かわむら けん、1968年11月25日 - )は、東京都出身のキーボーディスト作曲家編曲家。血液型AB型。愛称は「ケン坊」。既婚。

川村 ケン
生誕 (1968-11-25) 1968年11月25日(55歳)
出身地 日本の旗 日本東京都
学歴 日本大学芸術学部卒業
ジャンル ロック
職業
担当楽器
公式サイト Ken Kawamura Official WebSite

来歴

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1968年11月25日に東京都渋谷区で生まれ、5歳から10歳までクラシックピアノのレッスンを受ける。

東京都立竹早高等学校に入学した1984年にアマチュアバンドとしての活動をはじめ、1986年YAMAHA主催EastWest系コンテストにてBest Keyboardist賞を受賞。

日本大学芸術学部在学中だった1987年は、プログレッシブ・ロックバンドとしてインディーズで活動し、1989年に大学を卒業した同時期よりアーティスト・サポートの活動を開始。

1991年SHADY DOLLSに加入し、在籍期間中にテイチクレコードからシングル数枚とアルバム4枚がリリースされたが、1996年に脱退。同時にフリーのミュージシャンとして、セッション&サポートミュージシャン、バンドマスターサウンドプロデューサーコンポーザーアレンジャーとして活動を開始した。

2001年松本直樹らとSwitchを結成。2006年に活動休止。

2012年5月22日、プライベート・レッスン「緑ちゃん倶楽部」[1]を開業。初心者・経験者問わず、幅広い年齢層に音楽の楽しさを教えている。同年9月より洗足学園音楽大学[2]ロック&ポップス・コース アカデミック・アドバイザー、2020年より教授。2013年4月より東京音楽大学[3]ソングライティング・コース客員教授に就任。また、日本工学院ミュージックカレッジ八王子校東京音楽芸術学園[4]において、講師を務めている。

2024年4月、矢萩渉六土開正ホセ・コロンとインストゥルメンタル・ロックバンドSTAYCHILL結成[5]

演奏スタイル

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ピアノオルガン、アナログ・デジタルシンセサイザーを万遍なく弾く、マルチキーボーディストスタイル。

ステージではしばしばテルミンも演奏する。

ライブのサポートでは、MOOG Minimoog、KAWAI MP9500、HAMMOND C-3(改造モデル)、 XK-3c(with.Leslie147RV/Leslie2103)、CLAVIA Nord Lead3、KORG Triton Pro、Triton Extreme、YAMAHA MOTIFシリーズ[6]MONTAGEなどを愛用。

サポートアーティスト

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  • 安全地帯
    • 「朝のヒットスタジオLIVE@国際フォーラム」(2010)
    • 「完全復活~Starts & Hits~"またね…。"」(2010)[7][8][9]
    • 「田園~結界」(2011)[10]
    • 「30th Anniversary Concert "The Ballad House"」(2012)
    • 「30th Anniversary Concert Tour Encore "The Saltmoderate Show"」(2013)
    • 「ROCK IN JAPAN FESTIVAL '13」(2013)
    • 「安全地帯 ASIA TOUR 」(2013)
    • 「安全地帯 ALL TIME BEST「35」〜35th Anniversary Tour 2017〜」(2017)
    • 「安全地帯IN甲子園球場 『さよならゲーム』」(2019)
    • 「安全地帯 40th ANNIVERSARY CONCERT "Just Keep Going!" Tokyo Garden Theater -4 Days-」(2022)
  • 玉置浩二
    • 「Blue Note公演」(2012)
    • 「Blue Note&Billboard公演」(2013)
    • 「玉置浩二 SOLO 30th x Billboard Live OSAKA 10th Anniversary Premium Live」(2017)
    • 「玉置浩二 ALL TIME BEST「30」〜30th Anniversary Tour 2017〜」(2017)
    • 「玉置浩二 クリスマスディナーショー」(2017~)
    • 「玉置浩二 billboard LIVE OSAKA・TOKYO 2018」(2018)
    • 「玉置浩二 CONCERT TOUR2018~60'CARNATION~」(2018)
    • 「玉置浩二 CONCERT TOUR 2019〜LA VIE〜」(2019)
  • 安室奈美恵
    • 「SO CRAZY tour featuring BEST singles 2003-2004」(2004)
    • 「Space of Hip-Pop -namie amuro tour '05」(2005)
  • 宇都宮隆
    • 「AKASAKA LIVE 20th PARTY」(2001)
    • 「LOVE-iCE」(2001)[11]
    • 「TEN to TEN ~LOVE-PEACE~」(2002)
  • 清木場俊介
    • 「それ行け! オッサン少年の旅 」(2006)
    • 「清木場祭」(2006)
    • 「まだまだ!オッサン少年の旅」(2007)
    • 「Rock & Soul」(2008)[12]
  • 斉藤光浩
    • 「SECOND NIGHT!!」(2007)
    • 「The Sons '07 Tour "Triple Booster" 」(2007)
    • 「Nuouvo Immigrato 」(2007)
    • 「40th Anniversary vol.1 "Golden Age" 」(2014)
    • 「40th Anniversary vol.2 "Rock 'n' Roll Drive for You and Me" 」(2014)
    • 「40th Anniversary vol.3 "黒いギター" 」(2015)
  • 椎名へきる
    • 「HEKIRU SHIINA TOUR'03 "10 Carat Party"」(2003)
    • 「HEKIRU SHIINA TOUR '04 "10th Anniversary"」(2004)
    • 「HEKIRU SHIINA TOUR”'05」(2005)
    • 「HEKIRU SHIINA TOUR '07”Eternal Circle”」(2007)
    • 「HEKIRU SHIINA SUMMER TOUR '08」(2008)
    • 「HEKIRU SHIINA TOUR '10 "BANG THE SUMMER"」(2010)
    • 「HEKIRU SHIINA TOUR '11 "for you"」(2011) [13]
    • 「HEKIRU SHIINA TOUR '13~'14」(2013~2014)
    • 「HEKIRU SHIINA LIVE '14 "20th Anniversary"」(2014)
    • 「椎名へきる マンスリー‣アコースティック・ライブ "毎月へきっちゃうぞ"」(2016〜)
    • 「椎名へきる LIVE~STARTING LEGEND 2022"R"~」(2022)
    • 「椎名へきる X'mas Special LIVE」(2022)
  • 高橋克典
    • 「Riding Together Live 1996 SUMMER EXIT 」(1996)
    • 「Wild Flower」(1998)
  • 知念里奈
    • 「Honda夏祭り」(2012)
  • ゆず
    • 「すみれ」(2003)
    • 「ゆず 夏休み子供コンサート "スマイル"」(2003)
    • 「夢の地図」(2004)
    • 「1~ONE~」(2004)
    • 「GO HOME」(2005)
    • 「リボン」(2006)
  • B'z
    • 「B'z presents UNITE #01」(2021)
    • 「B'z LIVE-GYM 2022-Highway X-」(2022[14])
    • 「B'z LIVE-GYM Pleasure 2023-STARS-」(2023)
  • CRAZE
    • 「BE CRAZY」(1995)
  • DEEP
    • 「COLOR LIVE TOUR '09 "DEEP" 」(2009)
  • FEEL 
    • 「SPARK」(1999)
    • 「HEAT」(1999)
    • 「FACE to FACE」(1999)
  • FIELD OF VIEW
    • 「Live Horizon Ver. 4」(2022)
  • KEIKOglobe
    • 「Blooming Tour 」(2000)
  • KinKi Kids
    • 「KinKi You」(2008)
  • TAKURO(from.GLAY)
    • 「GLAY MOBILE Presents ”Journey without a map 2016”」(2016)
    • 「Journey without a map 2017」(2017)  
    • 「Journey without a map 2018」(2018) 
    • 「Journey without a map 2023」(2023) 
  • POOL BIT BOYS
    • 「wing beat」(2000)
    • 「HP」(2001)
  • Skylarks(from U.K.)
    • 「In Store Tour in Japan 」(2002)
    • 「SUMMER SONIC '02 」(2002)
  • ZIGGY
    • 「東西夏開き」(1995)
    • 「WHAT NEWS!?」(1996)

レコーディング参加

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  • deeps 
    • 「Bloom'n Blue/cw.Motto XXX」(シングル/作曲・編曲・サウンドプロデュース・キーボード)
  • TAKURO(from.GLAY)
    • 「Journey withiout a map」(2017)
    • 「Journey withiout a map Ⅱ」(2019)
  • GLAY
    • 「Eternally」「時計」 (シングル「DARK RIVER」収録)
  • C4
    • 「EARTH TAKER」「EMBRACE」「deploys galore」 (アルバム「Perfection BABEL」収録」
  • SHADY DOLLS
    • 「砂漠のライオン」(アルバム)
    • 「SHADY DOLLS」(アルバム)
    • 「THAT'S LIFE」(アルバム)
    • 「UNDER THE SHADY MOON」(アルバム)
  • ZIGGY
    •  「WHAT NEWS!?」(アルバム)
  • ZNX
    • 「ZNX」(アルバム)
  • 高橋克典
    • HEEL」 (アルバム)

著書

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  • 「もっと!思いどおりに作曲ができる本Q&A方式で音楽制作の実践テクニックをピンポイント解説! (MP3ダウンロード対応)」リットーミュージック (2018年6月25日)
  • 「思いどおりに作曲ができる本〜~Q&A方式で音楽制作の実践テクニックをピンポイント解説!(CD2枚付)」リットーミュージック (2010年2月25日)
  • 「ケン坊のMetal Keyboardistファイル」(期間連載)[15]
  • 「ケン坊のシンセサイザー・レストラン」(期間連載)[16]

出典

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  1. ^ 川村ケンのプライベート・ミュージック・レッスン
  2. ^ 洗足学園音楽大学 指導陣紹介[1]
  3. ^ 東京音楽大学 教員紹介[2]
  4. ^ 東京音楽芸術学園 高等部 講師紹介[3]
  5. ^ 川村ケン/矢萩 渉/六土開正/ホセ・コロン、ロックバンド「STAYCHILL」を結成”. 2024年4月26日閲覧。
  6. ^ YAMAHA MOTIF ARTIST[4]
  7. ^ Keyboard magazine 2011年 WINTER No.371(頁135,137) 「完全復活~Starts & Hits~"またね…。"」 ライブレポートとインタビュー記事
  8. ^ 「完全復活~Starts & Hits~"またね…。"」 ライブレポートとインタビュー記事[5]
  9. ^ 「完全復活~Starts & Hits~"またね…。"」 ライブレポート[6]
  10. ^ 「田園~結界」 ライブレポート[7]
  11. ^ Keyboard magazine 2002年 1月号 No.284(頁7) 「LOVE-iCE」 ライブレポート
  12. ^ 「Rock & Soul」 ライブレポートとインタビュー記事[8]
  13. ^ 「for you」 ライブレポートとインタビュー記事[9]
  14. ^ https://bz-vermillion.com/livegym2022/
  15. ^ Keyboard magazine 2009年 SUMMER No.365~2011年 WINTER No.371
  16. ^ Keyboard magazine 2011年 SPRING No.372~2013年 SPRING No.380

参考文献

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  • 「WE LOVE MINI-SYNTH YANCY×飯野竜彦×川村ケン」Keyboard magazine 2012年 SPRING No.376(頁29~35)
  • 「ハードロックキーボード名鑑 HARD ROCK TALK SESSION 1 クラシック・ハードロック 六土開正×川村ケン」Keyboard magazine 2013年 SPRING No.380(頁26~29)
  • 「ヤマハ シンセ 40th Anniversary アーティストコメント[10]

外部リンク

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