川原毛大湯滝
川原毛大湯滝(かわらげおおゆたき)とは、秋田県湯沢市にある野湯のこと。上流で湧出する温泉が沢水と合流して、高さ約20mから流れ落ちる全国でも珍しい『滝の湯』。滝つぼは程よい温度で天然の露天風呂となっている。適温時期は7月上旬から9月下旬。近くに川原毛地獄がある。
川原毛大湯滝 | |
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所在地 | 秋田県湯沢市高松 |
位置 | 北緯38度59分38.26秒 東経140度35分33.05秒 / 北緯38.9939611度 東経140.5925139度 |
落差 | 20 m |
水系 | 雄物川水系湯尻沢 |
プロジェクト 地形 |
川原毛大湯滝 | |
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温泉情報 | |
所在地 | 秋田県湯沢市 |
交通 | 車 : 湯沢横手道路・須川ICから秋田県道51号湯沢栗駒公園線経由で約20分。駐車場からは徒歩で15分程度 |
泉質 | 塩化物泉 |
泉温(摂氏) | 94.5 °C |
pH | 1.41 |
概要
編集上流の湧出地から流れ下る比高20m程度の滝が温水となっており、滝壺を温泉として利用できる。豪快な野湯という点では、北海道のカムイワッカの滝と並び評される。標高は700メートル。
日本の滝の中でも特筆すべきユニークな滝で、湯尻沢の上流で湧出する約96度の源泉が沢水に混入しながら流れ下り、適度な温泉となって断崖を一気に落下するもので、2つの滝壺が天然の露天風呂となっている。この源泉は世界に3つしかない強酸性温泉で、飛沫を浴びると目がかすかにしみるような刺激がある。皮膚炎や外傷に効能を持つ。
泉質
編集- 酸性 - 含二酸化炭素・鉄II - 塩化物泉
- 源泉温度 : 94.5℃
- PH : 1.41
湯温源泉地である川原毛地獄での温度であり、下流の滝壺では入浴に適した温度になっている。但し温度は河川水の多寡により変化する(乾燥している時期は40度を超えるが、豪雨の直後は水同様になる)。
温泉街
編集野湯であり温泉街は存在しないが、滝に至る手前の道を左に進んだ所に川原毛温泉跡がある。また、川原毛地蔵菩薩の左下を流れる川には、人工的に作られた湯壺が2ヶ所あり1年を通じて入浴できる(現在、「立ち入り禁止」の看板が設置されている)。
アクセス
編集車(自家用車等)
- 湯沢横手道路・須川ICから秋田県道51号湯沢栗駒公園線経由で約20分。駐車場からは徒歩で15分程度。(案内標識あり)
- 駐車場があるが、許容台数が少ないため、観光シーズンには停められる保証はない。
公共交通
- 小安峡温泉、泥湯温泉、秋ノ宮温泉郷と川原毛地獄を結ぶ予約制乗合タクシー「こまちシャトル」が季節運行されている[1]。川原毛地獄から滝までは徒歩約25分。
- 「こまちシャトル」はJR奥羽本線 湯沢駅から各温泉地への便も運行されている[1]。
※冬季(11月中旬~翌年5月頃)期間中は、駐車場まで直通する道路が冬季閉鎖のため、車の利用は出来ない。
周辺
編集脚注
編集- ^ a b “こまちシャトルについて”. こまちシャトル. 2022年8月21日閲覧。
外部リンク
編集- 川原毛地獄・川原毛大湯滝 - 湯沢市公式観光サイト
- 湯沢市物産観光情報:地獄へようこそ... 川原毛地獄(2014年1月10日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project