川南パーキングエリア

宮崎県児湯郡川南町にある東九州自動車道のパーキングエリア

川南パーキングエリア(かわみなみパーキングエリア)は、宮崎県児湯郡川南町にある東九州自動車道パーキングエリアである。

川南パーキングエリア
トイレ・かわみなみPLATZ(2023年11月)
所属路線 E10 東九州自動車道
本線標識の表記 川南
起点からの距離 268.9 km(北九州JCT起点)
都農IC (7.0 km)
(5.9 km) 高鍋IC
供用開始日 2012年平成24年)12月22日[1]
上り線GS 出光興産
8:00 - 20:00
下り線GS 出光興産
8:00 - 20:00
所在地 889-1301
宮崎県児湯郡川南町大字川南1170-1008
北緯32度12分0.9秒 東経131度29分6.5秒 / 北緯32.200250度 東経131.485139度 / 32.200250; 131.485139座標: 北緯32度12分0.9秒 東経131度29分6.5秒 / 北緯32.200250度 東経131.485139度 / 32.200250; 131.485139
備考 上下線集約
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上下線集約型となっており、延岡大分方面(上り線)側が宮崎鹿児島方面(下り線)側にクロスしている。

概説

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都農IC - 高鍋IC間 (12.9km) の2012年平成24年)12月22日の開通と同時に供用開始された[2]

パーキングエリアの施設には宮崎県産材がふんだんに使われている[2]。建物の周囲の歩道部分には2011年(平成23年)の新燃岳噴火の際に九州自動車道に降り積もった火山灰85トンを利用したレンガを敷き、外の通路の屋根やトイレの内壁には飫肥杉をあしらい、建物横の芝生には川南町産の芝を使っている[2][3]

2012年の供用開始から2019年度まで、南海トラフ巨大地震で予測される津波など大規模災害発生時の避難拠点となる「防災用コンテナハウス」が設置されており(日本国内のパーキングエリアでは初)、平常時は地域の特産品を扱う即売所として使われていた[3]。休憩施設をさらに拡張させ、一般道からでも利用できる売店や食堂の入った一部2階建ての有人施設が追加で建設され、2020年4月23日、有人施設「かわみなみPLATZ」が開業した。なお、「かわみなみPLATZ」の建設に合わせてコンテナハウスは撤去された[4]

2017年9月29日にセルフ方式のガソリンスタンドがオープンした[5]。これまで、県内の高速道路では宮崎自動車道霧島SA(上下線)にしか設置されておらず、東九州道には設置箇所が少ないため、利用者からの要望が多かった[6]。 そのガソリンスタンドは建物こそ上下線共用だが、給油スペースは上下線で分けているのが特徴となっている。

なお、現時点では延岡IC(宮崎県延岡市) - 宮崎西IC宮崎市)間の約87kmにおいて、唯一のパーキングエリアとなっている。

かわみなみPLATZ

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かわみなみPLATZ(プラッツ)。一般道側から2020年9月撮影

かわみなみPLATZ(ぷらっつ)は、宮崎県児湯郡川南町にある地域活性化施設である。川南PAの隣接地に所在する。

当施設は川南町等の地域団体によって整備され、指定管理者として「川南まちづくり株式会社」が運営を行っている。地元産の食材を用いた売店や食堂、インフォメーションコーナー等を設置しており、「日向の陽だまり」をコンセプトとした川南町および児湯地区のアピールをする場の提供を行なっている。

またPA機能の拡充も目的としており、高速道路区域外(町有地)の施設でありながら一般道(町道)側だけでなく高速道路側からも利用可能な「ハイウェイオアシス」の形態をとっている[7]。これによる利用者増加を見越して、川南PAの駐車場は上り線を中心に増設が行われた[7]

開業当初は新型コロナウイルス感染症の流行・拡大防止のため、一般道側からのみの利用に制限されていた。

歴史

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開設当時のすがた。2013年1月撮影
 
2012年の開設当初設置されていた防災用コンテナハウス。平常時は即売所「MONマルシェ」として使用されていた。2013年1月撮影

施設

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上り線(大分方面)

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下り線(宮崎方面)

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  • 駐車場[11]
    • 大型:13台
    • 小型:20台
    • 二輪:4台
    • トレーラー:2台
    • 身障者用
      • 小型:1台
  • EV急速充電スタンド(24時間)[11]
  • ガスステーション (出光興産(西日本宇佐美)8:00 - 20:00)[5]

上下線共用

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有人施設「かわみなみPLATZ」
  • 災害対応型自動販売機(24時間)
  • 休憩・情報発信スペース(24時間)
  • かわみなみ食堂(11:00 - 17:30) ※17:00オーダーストップ
  • お土産販売コーナー(8:00 - 19:00)
  • テイクアウト販売コーナー(9:00 - 18:00)

PA区域外の町有地にある施設だが「ハイウェイオアシス形式」となっているため、PA内の駐車場からも利用可能。()はPA内からの利用可能時間。一般道側からの入場は8:00 - 19:00まで[12]

トイレ[8]
  • 男性大:8器(和式 1器・洋式 7器)・小:5器
  • 女性:16器(和式 1器・洋式 15器)
  • オストメイト対応トイレ:男女各トイレ内に設置。
  • 多機能トイレ:個室で男女各1室(身障者用の機能を備えている)。
E10 東九州自動車道
(25)日向IC - (26)都農IC - 川南PA - (27)高鍋IC - 新富SIC(事業中) - (28)西都IC

脚注

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  1. ^ a b 東九州自動車道(都農(つの)IC〜高鍋(たかなべ)IC)が平成24年12月22日に開通します 西日本高速道路、2012年10月31日
  2. ^ a b c “都農―高鍋が開通 東九州道”. 読売新聞. (2012年12月23日). http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20121222-OYT8T00956.htm 2012年12月23日閲覧。 
  3. ^ a b “東九州道:都農−高鍋間が開通 区間内に避難施設”. 毎日新聞. (2012年12月22日). http://mainichi.jp/select/news/20121223k0000m020063000c.html 2012年12月23日閲覧。 
  4. ^ a b 川南町議会事務局「令和2年第2回定例会議事録」『川南町議会議事録』2020年3月13日 p.149 令和2年第2回川南町議会4日目(2020年3月13日)において、令和元年度川南町一般会計補正予算の「受託事業収入」としてコンテナハウスの撤去費用がNEXCO西日本から支払われることが報告されている。
  5. ^ a b c d E10東九州自動車道 川南PAでガスステーションが新規オープンします! - 宮崎県内のGSの空白区間が解消します -”. 西日本高速道路株式会社・西日本高速道路サービス・ホールディングス株式会社 (2017年9月5日). 2017年9月5日閲覧。
  6. ^ “東九州道・川南PAに給油所 西日本高速が設置検討”. 宮崎日日新聞. (2015年6月30日). https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_13151.html 2016年12月29日閲覧。 
  7. ^ a b 東九州道・川南パーキングエリアに隣接する直売・情報発信施設整備基本計画”. 川南町 (2017年4月). 2020年2月6日閲覧。
  8. ^ a b 東九州自動車道 川南パーキングエリアのトイレ増設について 西日本高速道路 2015年7月10日掲載・閲覧
  9. ^ 地域の活性化へ 川南PAに新拠点”. テレビ宮崎. 2018年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月29日閲覧。
  10. ^ a b 川南パーキングエリア(上り線)”. 西日本高速道路サービス・ホールディングス. 2017年4月15日閲覧。
  11. ^ a b 川南パーキングエリア(下り線)”. 西日本高速道路サービス・ホールディングス. 2017年4月15日閲覧。
  12. ^ かわみなみPLATZ 公式ホームページの「施設のご案内」を参照。

関連項目

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外部リンク

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