島袋 涼平(しまぶくろ りょうへい、1989年9月1日 - )は、大阪府大阪市出身の元プロ野球選手外野手)。

島袋 涼平
Ryohei Shimabukuro
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 大阪府大阪市
生年月日 (1989-09-01) 1989年9月1日(35歳)
身長
体重
186 cm
98 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手捕手一塁手
プロ入り 2006年 アマチュアFA
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

来歴・人物

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日本人の父とアルゼンチン出身の母を持つ[1]。小学6年生の時に大阪東リトルリーグで野球を始めるが、練習は父との個人レッスンが中心で、競技歴は浅かった[2]

2005年おかやま山陽高等学校捕手を目指していたが、野球部監督が暴行の不祥事で解任されたことをきっかけに1年生の途中で退部し、高校も中退した[2]

2006年7月、16歳でMLBアトランタ・ブレーブスとマイナー契約。日本人選手としては史上最年少でのメジャー球団との契約となった。

2007年は、傘下ルーキー級ガルフ・コーストリーグGCLブレーブス英語版で34試合に出場し、打率.198、3本塁打、8打点という成績だった[3]

2008年もGCLブレーブスに配属。43試合に出場し、打率.253、1本塁打、19打点という成績だった[3]

2009年は、傘下ルーキー級ダンビル・ブレーブス英語版に所属。2試合のみの出場で、6打数2安打、打率.333、0本塁打、0打点という成績だった[3]

2010年2月にブレーブスを自由契約となった[4]。退団後は日本に帰国し、四国・九州アイランドリーグ香川オリーブガイナーズに練習生として所属。同年のベースボール・チャレンジ・リーグのドラフトで、富山サンダーバーズから指名を受け入団した。

2011年は、打率.313、4本塁打、35打点の成績を残し、指名打者でのベストナインに選出された。

2013年11月2日石川ミリオンスターズへの移籍が発表された。

2014年はリーグ最多となる97安打を打ち、打率.367の好成績を残した。指名打者で2度目のベストナインに選出されている。

2015年より、捕手へ転向。5月1日に怪我を理由に練習生契約となった。シーズン終了後の12月4日信濃グランセローズへ移籍することが発表された。

2016年シーズンは3度目となる指名打者でのベストナインに選出された。しかし、シーズン終了後、信濃を退団した(任意引退)[1][5]

2017年5月2日、リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルレオン・ブラボーズと契約した[4]。同球団初の日本人選手であった[6]。3試合に出場して12打数3安打、5打点、打率.250と一定の結果を残していたが、5月6日に自由契約となった[4][7]

2023年1月15日、マイアミ・マーリンズとマイナー契約を結んだ、日本とボリビアの二重国籍の高橋浩の、ドミニカ共和国での練習時の代理人兼コーチを務めた[8]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2011 富山 71 252 18 79 12 0 4 103 35 1 1 4 17 4 34 9 .313 .361 .409 .770
2012 70 259 33 69 14 0 5 98 44 3 1 2 31 9 28 9 .266 .362 .378 .740
2013 55 168 19 49 13 3 2 74 37 2 1 2 25 1 15 7 .292 .383 .440 .823
2014 石川 72 264 41 97 20 1 10 149 73 0 0 4 34 4 22 8 .367 .441 .564 1.005
2015 3 9 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 .111 .111 .111 .222
2016 信濃 71 273 29 93 7 1 5 117 52 1 0 3 26 6 17 10 .341 .406 .429 .835
通算:6年 342 1225 140 388 66 5 26 542 241 7 3 15 133 24 116 43 .317 .390 .442 .832
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号

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  • 19 (2011年 - 2015年)
  • 80 (2016年)

脚注

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  1. ^ a b “元G育成右腕、最年少マイナー契約選手も…BCリーグで今オフ引退の選手たち”. Full-Count. (2016年10月29日). https://full-count.jp/2016/10/29/post49564/ 2023年3月16日閲覧。 
  2. ^ a b 島袋涼平 大リーグ球団とマイナー契約を交わした16歳”. 情報・知識&オピニオン imidas. 時事用語事典 (2006年7月). 2023年3月16日閲覧。
  3. ^ a b c Ryohei Shimabukuro Minor Mexican Leagues Statistics History” (Baseball-Reference.com). 2021年12月15日閲覧。
  4. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2021年12月1日閲覧。
  5. ^ 退団選手のお知らせ - ベースボール・チャレンジ・リーグ(2016年10月21日)
  6. ^ 阿佐智 (2022年5月3日). “メキシカンリーグに挑戦中の元DeNA・乙坂智、新興球団レオン・ブラボズへ”. Yahoo!ニュース. https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/239db3c4e35075a11e4ed9541c27851dd8cd1e38 2023年3月16日閲覧。 
  7. ^ 阿佐智 (2019年3月8日). “メキシコ野球と日本人選手の歴史 流離人のたどり着く場所”. BASEBALL KING. 2021年12月15日閲覧。
  8. ^ “日本生まれの16歳高橋浩マーリンズとマイナー契約 日本とボリビアの二重国籍 最速145キロ”. 日刊スポーツ. (2023年1月16日). https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202301160000853.html 2023年3月16日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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