島原村

日本の長崎県南高来郡にあった村

島原村(しまばらむら)は、長崎県島原半島にあった村。南高来郡に属した。1924年(大正13年)に隣接[1]する島原町および湊町と合併し、改めて発足した島原町の一部となった。

しまばらむら
島原村
廃止日 1924年4月1日
廃止理由 新設合併
島原町、島原村湊町島原町
現在の自治体 島原市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 長崎県
南高来郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 6,448
大正十一年南高来郡統計書、13頁、1922年)
隣接自治体 南高来郡島原町湊町安中村杉谷村
島原村役場
所在地 長崎県南高来郡島原村
座標 北緯32度47分28秒 東経130度21分57秒 / 北緯32.79119度 東経130.36575度 / 32.79119; 130.36575座標: 北緯32度47分28秒 東経130度21分57秒 / 北緯32.79119度 東経130.36575度 / 32.79119; 130.36575
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現在の島原市の中南部にあたる。

地理

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島原半島の東部に位置する。

  • 山:眉山
  • 河川:音無川、白水川、境川(車川)
  • 湖沼:白土湖、瓢箪池、元池、穢多池、芥取池、朴池

沿革

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1871年(明治4年)に島原城下の地域を一度合併したが、1878年(明治11年)に旧城下と旧来の村域の一部を島原町として分立した。

  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、南高来郡島原村が単独村制にて発足。
  • 1924年(大正13年)4月1日 - 島原町湊町と合併して改めて島原町が発足し、島原村は自治体として消滅。

地名

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島原村では明治初期まで他の高来地域各村と同様にの地名を設置していたが、地租改正の際に廃止され、名なしの地域となった[2]。また、1889年の町村制施行時に合併を行っていないため、大字も存在しない。このため「島原村○○番地」のように町名の次に地番を表示する住所表記となる。

以下は地租改正の直前まで島原村域に存在した名の一覧である[2]

  • 今村名(いまむら)[3]
  • 上原名(うえのはる)
  • 柏野名(かしわの)
  • 萩原名(はぎはら)

交通

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鉄道

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村域を島原鉄道と口之津鉄道の路線[4]が通るが、駅は設置されていない。

名所・旧跡

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参考文献

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脚注

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  1. ^ 市町村変遷パラパラ地図 完全版 長崎県 1923年4月1日
  2. ^ a b 長崎県南高来郡町村要覧.上編「島原村」沿革
  3. ^ 当地は現在の島原市崩山町、新山、栄町、および国有地となっている眉山の崩落部分の一部にあたる。この今村名について、『長崎県南高来郡町村要覧.上編』島原村の頁のうち山岳「眉山」の説明文によれば、1792年に発生した島原大変の際の山体崩壊により安徳村北名(後の安中村大字安徳の一部)とともに埋没したとある。
  4. ^ 口之津鉄道は1938年(昭和13年)に島原鉄道と合併し、島原鉄道線の一部となった。

関連項目

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