岩淵 陽人(いわぶち よじん、1938年3月21日 - 2010年2月27日)は、東京都出身の画家IAC美術会創設者。

略歴

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少年時代より宗教哲学者の父、岩淵大殿に墨絵、仏画の手ほどきを受ける。

1948年オハイオ州主催「日米合同交流美術展」金賞受賞〔9歳〕。

1970年、日本各地の祭りを訪ねてスケッチ旅行、本格的に祭りをテーマとした制作に取り組み始め、元展日本画部に「神輿三社祭り絵」を出品して大阪市長賞を受賞。

1974年、日伊合同展で「日本の祭り図」が新人賞。1975年、新鋭作家展特別賞。1979年、中日展に「神輿大祭図」が入賞〔以後連続4回受賞〕と受賞を重ねる。

1975年、岩淵絵画研究所〔IWABUCHI ART CLUB〕設立。1976年、IAC美術会を創立し、会長就任。

1980年、一線美術会委員となり、第33回一線展で委員努力賞受賞。翌年同会長野県支部長に就任するがのち退会。

1984年、藤沢小田急で個展開催以来、個展による作品発表を行うほか、数々の展覧会に出品。

1986年日本現代美術家連盟功労賞、日本現代美術家連盟常任理事推挙。

1987年、連展埼玉県教育委員会賞。

1988年、日本選抜美術展文部大臣賞。白峰展芸術選大賞。

1990年、国際花の万博日本芸術大賞〔南仏カーニュ〕銀賞。

1991年、白峰展内閣総理大臣賞。国際美術大賞フランス展〔アビニオン市〕版画部門Avignon賞など多数の受賞歴を持つ。同年、中国西安における陝西省文化庁対外文化交流促進会主催・在中国日本大使館後援による岩淵陽人「祭り絵の世界」展覧会において墨彩画の祭り絵シリーズを披露。

1992年スリランカジュニウス・リチャード・ジャヤワルダナ大統領と会見、日本・スリランカ友好美術展を開催。

1993年、IAC美術会スリランカ支部をコロンボに設立。スリランカジャワルデネ大統領博物館に著書と版画「六月の祭り」F25号常設展示。

1996年、スリランカコロンボの招待にてコロンボで個展を開催。

1998年インドネシアバリ島クタ他ビーチにて「バリ風俗画展」を開催。

1999年、ベトナムのホーチミン市美術館主催の「岩淵陽人日本の祭りとアジアの文化遺産美術展」に出品。ベトナム・ホーチミン市美術館に絵画「チャンパの遺跡」他2点寄贈。ホーチミン市図書館及び大学図書室に画集「岩淵陽人祭り絵の世界」を寄贈。

2000年、ホーチミン市美術館に「北の海」P100号常設展示。

2001年、ホーチミン市美術博物館において「日・越友好美術展」を開催。

2010年2月に逝去。

著書

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自著

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  • 俳画集「信濃の食べもの」(郷土出版社
  • 人「祭り絵の世界」(凱美術出版
  • 「カーマの世界」(IAC出版
  • 詩画集「太陽の娘」(同)
  • 「自選画集」(同)

共著

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  • 青少年に贈る言葉「わが人生論」(文教図書出版)
  • 戦後50周年記念「あのとき私は」(同)
  • 青少年に贈る言葉「わが人生論全国版」(同)

参考文献

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  • 岩淵陽人「自選画集」IAC出版
  • 岩淵陽人「祭り絵の世界」凱美術出版