岩崎山 (愛知県)
愛知県にある山。
岩崎山(いわさきやま)は、愛知県小牧市中北部に位置する山。標高は54.9メートル[1]。
岩崎山 | |
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標高 | 54.9 m |
所在地 | 愛知県小牧市大字岩崎 |
位置 | 北緯35度18分46.89秒 東経136度56分01.00秒 / 北緯35.3130250度 東経136.9336111度 |
種類 | 火成岩(花崗岩) |
プロジェクト 山 |
概要
編集この辺りでは珍しい花崗岩質の岩山だが[1]、これは山体が小牧山などと同様に秩父古生層の残丘であるためで、麓との高低差は14.9メートル[1]。岩屋古墳の石室材として利用されるなど[2]、産出される岩は古くから用いられてきた。名古屋城築城の際には加賀藩の御用石切場となった記録があり、山中の複数の岩にかつて彫られた家紋や矢穴(岩を割るためタガネで開けられた穴)が見られる[2]。山内には神社や寺院が複数あるほか、名前の付いた岩が多数あり、中でも熊野神社境内にある「五枚岩」(ごまいいわ)は非常に大きな露頭として愛知県の天然記念物に指定されている[3]。
岩崎山砦跡
編集岩崎山砦跡(いわさきやまとりであと)は、天正12年(1584年)の小牧・長久手の戦いの折り、秀吉方が築いたとされる砦の跡である。稲葉一鉄・貞通親子らが4千の兵を率いて布陣した。砦の規模は分かっていないが、岩崎山の頂上や熊野神社境内にあったと言われている[4]。
歴史
編集寺社・岩・施設など
編集その他
編集山裾の南側、熊野神社の入り口や岩崎児童遊園の土台部分にあたる石垣は近年整備されたもので、用いられている岩は名古屋城の石垣普請に用いるために切り出されながら使われることが無かった石材である。