柏原美術館

山口県岩国市にある博物館
岩国美術館から転送)

柏原美術館(かしわばらびじゅつかん)は、山口県岩国市にある古美術・陶芸品を中心とした博物館[5]。1963年に岩国歴史美術館を前身[6]に、2004年の岩国美術館を経て、2020年10月1日に柏原美術館に改称[7]。別称は柏原コレクション[5]。重要文化財、県・市指定文化財計18件を含む約6000点を所蔵[5]岩国城ロープウエー山麓駅前にある[5]

柏原美術館
KASHIWABARA MUSEUM
正面
地図
施設情報
前身 岩国歴史博物館(1963年〜2004年)
岩国美術館(2004年〜2020年)
収蔵作品数 約6,000点
館長 柏原伸二[1]
管理運営 公益財団法人柏原美術館[2]
(旧公益財団法人岩国美術館)[3]
開館 1963年(昭和38年)10月15日[3][4]
所在地 741-0081
山口県岩国市横山2丁目10-27
外部リンク 柏原美術館
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概要

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奈良時代から江戸時代にかけての刀剣、兜、甲冑、馬具、陣羽織、書画、陶磁器やガラス工芸品など約6000点を所蔵している[5]。また、武田信玄上杉謙信川中島の戦いが描かれた八曲半双の「川中島合戦図屏風」や「武田軍陣立図屏風」[8]ほか、大名家の優美な調度品[9]森寛斎横山大観などの絵師たちの絵画も約250点展示されている[10]。日本で数少ない古武具の展示館としても有名[5]

主な収蔵品

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出典:[8]

生死の文化

  • 短刀 銘・清麿(江戸時代)
  • 割蛤張懸兜(安土桃山時代)
  • 帽子姿兜(江戸時代)
  • 赤糸威鎧(鎌倉時代)
  • 火縄銃各種(戦国時代)
  • 萌葱糸匂威鎧(鎌倉時代)
  • 刀 銘・虎徹(江戸時代)
  • 萌葱糸匂威鎧(鎌倉時代)

生活の文化

  • 青釉黒彩透彫水注(江戸時代)
  • 蒔絵厨子棚(江戸時代)
  • 赤楽茶碗 銘・瑞雲棚
  • 蒔絵貝桶(江戸時代)
  • 藍色切子脚付杯(江戸時代)
  • 蜻蛉蒔絵螺鈿鞍(江戸時代)

特別展示物

  • 川中島合戦図屏風(戦国時代)岩国市指定文化財
  • 千利休書状(安土桃山時代)
  • 長州鐔 中井善助(江戸時代)
  • 羽柴秀吉書状(安土桃山時代)
  • 古萩茶碗(江戸時代)
  • 黄地彩画群鳥文鉢
  • 硝子細工鳥篭(江戸時代)

文化財

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国宝

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  • 刀 金象嵌銘天正十三十二月日江本阿弥磨上之(花押) 所持稲葉勘右衛門尉(名物稲葉江郷義弘[11]

重要文化財

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利用案内

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出典:[5]

開館時間

  • 9:00〜17:00(但し12月〜2月は16:00まで)

休館日

  • 年末年始のみ

入場料

  • 大人:個人800円/団体640円 ※団体料金は15名以上
  • 高・大学生:個人500円/団体400円
  • 小・中学生:個人200円/団体160円

所在地

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出典:[8]

交通アクセス

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出典:[8][12]

バス


自動車

脚注

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外部リンク

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座標: 北緯34度10分17秒 東経132度10分29.5秒 / 北緯34.17139度 東経132.174861度 / 34.17139; 132.174861