岩上夫美雄
日本の内務・警察官僚、弁護士
岩上 夫美雄(いわかみ ふみお、1898年(明治31年)4月25日[1] - 1986年(昭和61年)12月28日[2])は、日本の内務・警察官僚、弁護士。官選秋田県知事。
経歴
編集東京府出身[2]。岩上照雄の二男として生まれる[1]。第一高等学校を卒業。1921年11月、高等試験行政科試験に合格。1922年、東京帝国大学法学部法律学科を卒業。内務省に入省し内務属となる[1][3]。
以後、山梨県理事官、大阪府工場監督官、奈良県書記官・警察部長、岡山県書記官・警察部長、愛知県書記官・警察部長、警視庁警務部長、北海道庁総務部長などを歴任[1]。
1940年7月、秋田県知事に就任。戦時下の体制整備に尽力。1943年7月に知事を退任[1]。同年に退官し[3]、大日本産業報国会常務理事となる[1]。戦後、公職追放となった[3]。
その後、食安水産物副社長、東邦電化取締役、日本協立地所常任監査役などを歴任。1968年に弁護士を開業した[1]。墓所は多磨霊園。
栄典
編集- 1940年(昭和15年)8月15日 - 紀元二千六百年祝典記念章[4]