岡田要
日本の動物学者
岡田 要(おかだ よう、1891年8月11日[1][2] - 1973年12月26日[1][2])は、日本の動物学者。理学博士(京都帝国大学・論文博士・1929年)(学位論文「La regeneration chez les Coelenteres(腔腸動物に於ける再生の研究)」)。東京帝国大学名誉教授。日本学士院会員、文化功労者。
略歴
編集兵庫県相生生まれ[2]。旧制八高を経て1918年(大正7年)東京帝国大学理科大学動物学科卒。三崎臨海実験所勤務の後[2]、1924年(大正13年)から6年間ヨーロッパ留学[2]。帰国後、1929年(昭和4年)京都帝国大学理学部動物学科教授[2]、同年理学博士(京都帝国大学(学位論文「La regeneration chez les Coelenteres(腔腸動物に於ける再生の研究)」)。 1937年(昭和12年)東京帝国大学理学部動物学科教授[2]。三崎臨海実験所所長を経て、1953年(昭和28年)に定年退官[2]、名誉教授。同年国立科学博物館館長[2]。また日本動物学会会頭[2]、日本博物館協会会長[2]、日本動物園協会会長[2]、日本学士院会員(1949年 - )[2]を務め、実験動物学に貢献した。1970年文化功労者[1][2]。
1950年(昭和25年)4月から5月にかけて、皇居に招かれて植物関係の科学委員による合同進講に出席。同年5月12日には、昭和天皇及び他の委員を前にミツバチに関する進講を行った[3]。
著作
編集著書
編集- ねずみの話 岩崎書店, 1951(少年の観察と実験文庫)
- ネズミの知恵 法政大学出版局, 1954
- けものの生活 講談社, 1955
- メスとオス 性の闘争と妥協 光文社 (カッパ・ブックス) 1956
編著
編集論文
編集脚注
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