岡田喜秋

日本の紀行作家

岡田 喜秋(おかだ きしゅう、1926年1月2日 - )は、日本紀行作家。本名は「よしあき」。

経歴・人物

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東京府出身[1]旧制芝中学校卒業後、旧制松本高等学校[1]文科乙類、1947年東北大学経済学部卒業[1]。大学時代より紀行文を発表していた。

1947年日本交通公社へ入社[1]。月刊誌『』編集記者を務め、日本各地を取材して数多くの紀行文や記事を執筆した。執筆した記事が河上徹太郎らに認められ、風土・人物観察を取り入れた紀行文を多く残した。1959年から1971年までの12年間は『旅』編集長を務めた[1]。日本交通公社退職後、1983年から1999年まで、横浜商科大学教授を務めた[2]

主な著書

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  • 『こころの山 こころの旅』(千代田書院、1953年)
  • 『秘められた旅路 ローカル線をめぐる』(万紀書房、1956年)
  • 『作家と風土』(築地書館、1956年)
  • 『山の奥岬の果て』(創元社、1958年)
  • 『週末旅行 秋の旅路を探る』(東京創元社、1958年)
  • 『山の讃歌』(朋文堂、1959年)
  • 『日本の秘境』(創元社、1960年)
  • 『若い日の旅路』(青春出版社(青春新書)、1961年)
  • 『思索の旅路』(大和書房、1966年、のち中公文庫)
  • 『日本の旅情』(中日新聞東京本社東京新聞出版局、1968年)
  • 『秘話ある山河』(日本交通公社、1970年、のち平凡社ライブラリー)
  • 『旅と人生の出会い』(大和書房、1972年)
  • 『自然と旅の原点』(PHP研究所、1972年)
  • 『青春の山想 山岳名著シリーズ』(二見書房、1974年)
  • 『山村を歩く』(河出書房新社、1974年、のち河出文庫)
  • 『旅について』(講談社現代新書、1975年)
  • 『空と大地の黙示 作家と風土』(西澤書店、1976年)
  • 『旅の発見』(玉川大学出版会、1977年)
  • 『よろこびの山 かなしみの山』(知性社、1977年)
  • 『すべてふるさと』(中央公論社、1977年、のち中公文庫)
  • 『私の文章作法』(ぎょうせい、1978年)
  • 『旅に出る日』(中央公論社中公文庫、1979年)
  • 『旅の木の実』(文化出版局、1981年)
  • 『旅するこころ』(講談社文庫、1981年)
  • 『心にふれあう自然』(文化出版局、1981年)
  • 『旅情を感じるとき 岡田喜秋旅の発見』(河出書房新社、1982年)
  • 『山里にひかれて』(河出書房新社、1983年)
  • 『岡田喜秋 旅情百景』(河出書房新社、1983年)
  • 『旅情百景』(河出書房、1983年、のち河出文庫)
  • 『心にのこる風景』(河出書房新社。1984年)
  • 『旅する作家たち』(牧羊社、1986年)
  • 『町並み 歴史・美術ガイド』(みずうみ書房、1986年)
  • 『橋づくし 歴史・美術ガイド』(みずうみ書房、1987年)
  • 『性人秘仏 歴史・美術ガイド』(みずうみ書房、1987年)
  • 『旅のあとさき』(牧羊社、1988年)
  • 『旅人・曽良と芭蕉』(河出書房新社、1991年)
  • 『歴史のなかの旅人たち』(玉川大学出版部、1992年)
  • 『よみがえる旅心』(日本文芸社、1992年)
  • 『木を見て森を知る』(講談社、1994年)
  • 『旅に学ぶ』(玉川大学出版部、1996年)
  • 『旅する愉しみ』(ほるぷ出版、1998年)【第24回交通図書賞受賞】
  • 『自然に学ぶ』(玉川大学出版部、2001年)
  • 『雪舟の旅路』(秀作社出版、2002年)
  • 『人生の旅人・啄木』(秀作社出版、2012年)
  • 『旅に生きて八十八年』(河出書房新社、2014年)

脚注

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参考文献

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  • 荻上悦子著『春寂寥 旧制松本高等学校人物誌』 2008年