山形まなび館
観光文化交流センター 山形まなび館(かんこうぶんかこうりゅうセンター やまがたまなびかん)は、山形県山形市にある観光交流施設。リニューアル工事のため休館中である。再オープンは2022年9月を予定している。
観光文化交流センター 山形まなび館 | |
---|---|
山形まなび館 (山形市立第一小学校旧校舎) | |
情報 | |
旧名称 | 山形市立第一小学校 |
用途 | 観光交流施設 |
旧用途 | 小学校 |
設計者 | 秦・伊藤設計 |
施工 | 岳南組 |
建築主 | 山形市 |
構造形式 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地下1階地上3階 |
竣工 | 1927年 |
改築 | 2010年(改修) |
所在地 |
〒990-0043 山形県山形市本町1-5-19 |
位置 | 北緯38度15分2秒 東経140度20分9.5秒 / 北緯38.25056度 東経140.335972度座標: 北緯38度15分2秒 東経140度20分9.5秒 / 北緯38.25056度 東経140.335972度 |
概要
編集県下初の鉄筋コンクリート造3階建ての学校建築として、1927年に竣工した山形市立第一小学校の旧校舎を、2007年8月に提出された「山形市立第一小学校旧校舎保存活用に関する提言」に基づき、全館の耐震補強工事並びに地下と1階の用途変更工事を行い、2010年4月28日、「山形まなび館」として開館した[1]。
意匠は建設当時の設計図を元に復元に努め、南側(ウラ側)に新設された第一小学校の新校舎との調和を図り、改修耐震設計も竣工時と同様に秦・伊藤設計が担った[1]。
2001年に建物は登録有形文化財に登録。加えて近代化産業遺産にも認定されている。このため、市では山形まなび館を中心市街地活性化基本計画における賑わいづくりの拠点として位置づけ、さらに歴史ある建物を後世に継承することも目的に運営。多くの人々に生涯学習および交流の場として親しまれている[1]。
2012年秋にはグッドデザイン賞の「グッドデザイン・ベスト100」に選定された[2][3]。
全体を改修
編集2017年に市が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の創造都市ネットワークにおける映画分野に加盟したことに沿って、東北芸術工科大学と連携し、使われていなかった2、3階を含む施設全体を改修し、文化芸術や産業経済の創出拠点への転生を図る「Q1(キューイチ)プロジェクト」における第一弾として、2019年7月31日、1階に文化芸術の関連書籍500冊以上を扱うブックカフェ「Day&BookS」がオープンした(2021年3月末閉店)[4]。
2022年9月には、芸工大と連携する「Q1プロジェクト」の一環として、これまで未整備であった2、3階部分が改修され、飲食店やオフィス、アトリエなどが入る「やまがたクリエイティブシティセンター・Q1」(仮称)が開業を予定する。また未設置だったエレベーターも新設される[5]。
開館時間・休館日・利用料金
編集アクセス
編集- JR山形駅から徒歩10~15分
- 山形市コミュニティバス「本町」下車 徒歩3分
脚注
編集- ^ a b c 『スクールアメニティ』2015年7月号 p.55 - 56
- ^ 「グッドデザイン賞 まなび館 ベスト100 ものづくりの支援評価」『読売新聞』山形版 2012年10月5日
- ^ “山形まなび館・MONO SCHOOL 山形まなび館”. 公益財団法人日本デザイン振興会 2021年11月21日閲覧。
- ^ “まなび館にブックカフェ、31日オープン 文化芸術関連500冊、創造都市の拠点に”. 山形新聞. (2019年7月29日) 2019年8月10日閲覧。
- ^ “旧校舎に飲食店やオフィス、アトリエ 「山形一小」を発信拠点に改修”. 河北新報. (2021年8月18日) 2021年11月21日閲覧。