山中元浄

日本の江戸時代中期の商人・武士。酒造業山中良元次男で、鴻池村山中総本家5代当主(摂津尼崎藩郷士2代)

山中 元浄(やまなか もときよ、? - 享保12年(1727年5月10日)は、日本の江戸時代郷士。鴻池村山中総本家の5代目当主。出雲国の戦国武将山中幸盛の子孫。山中良元(新右衛門)の次男。通称は(5代)山中新右衛門。後に源左衛門と称した。

墓所兵庫県伊丹市鴻池の慈眼寺境内墓地にある。法号は実峯円貞居士。

生涯

編集

山中良元の次男として生まれた。元和5年(1619年)に山中家(鴻池屋)の始祖である曾祖父の山中幸元は、大坂・久宝寺町松屋町に出て酒造業をなして出世し、豪商となったが、鴻池村の本家は祖父である山中元英が相続し継承した。兄である山中良辰(山中元武)の長男(法号・廓峯円達居士)が元禄15年(1702年)9月27日に若くして死去し、その次男・源助も幼かった為に、兄からの依頼により中継ぎ役として家督を継ぐ事となり、5代目山中新右衛門と称した。

宝永5年(1708年)酒蔵に棟札を上げる。これによれば慶長年中より醸造を始むと記している。

参考文献

編集
  • 宮本又次『鴻池善右衛門』 吉川弘文館
  • 『伊丹・鴻池の歴史』
  • 『鴻池家年表』 鴻池合名会社

関連項目

編集
先代
山中良辰
山中氏歴代当主
1702年 - ?年
次代
山中英元