尾﨑 春樹(おざき はるき[1]1953年 - )は、目白大学目白研心中学校・高等学校を運営する学校法人目白学園理事長[2]。長らく文部官僚として教育行政の政策決定に関わり、国立教育政策研究所の所長としてPISA(OECD生徒の学習到達度調査)の開発や調査、運営を指揮した[3]。特に、総合的な学習の時間の導入など、ゆとり教育からの脱却を主導したことで知られる[4]

経歴

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福岡県生まれ[2][3]

福岡県立小倉高等学校に学び、東京大学法学部を卒業して、1982年に当時の文部省に入省した[2][3]

厚生労働省保育課長などを経験した後[2]文部科学省では、初等中等教育局財務課長(2006年7月 - 2007年6月)、大臣官房政策課長(2007年7月 - 2008年6月)、大臣官房審議官(スポーツ・青少年局担当)(2008年7月 - 2010年6月)、大臣官房審議官(初等中等教育局担当)(2010年7月 - 2012年7月)などを歴任した[3]

2012年8月に国立教育政策研究所長となり、2014年3月に退任した[2][3]

2014年7月に学校法人目白学園専務理事となり[3]2015年1月に理事長となった[2]

著書

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  • 教育法講義:教育制度の解説と主要論点の整理、悠光堂、2013年(改訂版:2016年)

脚注

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  1. ^ 目白学園について 理事長挨拶」目白学園。2025年1月24日閲覧
  2. ^ a b c d e f Interview 新理事長インタビュー (PDF)」『目白大学同窓会報』18号、2015年9月1日、4面。2025年1月24日閲覧
  3. ^ a b c d e f 尾﨑 春樹 (PDF)」国立教育政策研究所。2025年1月24日閲覧
  4. ^ 中尾真二【NEE2014】PISAショックからの立ち直りと「総合的な学習の時間」…尾崎春樹氏」『リセマム』イード。2025年1月24日閲覧