小諸・藤村文学賞

小諸市が運営する文学賞

小諸・藤村文学賞(こもろとうそんぶんがくしょう)は、日本文学賞

小諸・藤村文学賞
(こもろとうそんぶんがくしょう)
受賞対象エッセイ
日本の旗 日本
主催小諸市と小諸市教育委員会
初回1992年
最新回2017年
公式サイト小諸・藤村文学賞 小諸市オフィシャルサイト

概要

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長野県小諸市島崎藤村の生誕120年、没後50年を記念して、1992年平成4年)に創設した[1][2]。小諸市と小諸市教育委員会が主催している[1][2][3]。小諸市文化協会と小諸市立藤村記念館が共催している[1]文化庁長野県長野県教育委員会明治学院大学毎日新聞社などが後援している[1]。募集される作品のジャンルは、エッセイに限られている。題材・テーマは自由で、小諸や藤村に関わりがなくてもよい[1]。19歳以上の社会人を対象とする一般の部、高校生を対象とする高校生の部、中学生を対象とする中学生の部に分けて募集されている[1][4]。規定枚数は、一般の部は400字詰め原稿用紙10枚程度(上限11枚)、高校生・中学生の部はそれぞれ5枚程度(上限6枚)とされている[1]。各部とも、最優秀賞1名、優秀賞2名、佳作若干名が選ばれる[1]。応募総数は毎年二千を上まわり、入選作品の一部は、小諸市のオフィシャルサイトで閲覧することができる。第3回受賞の柳谷郁子は、第14回大阪女性文芸賞を受賞[5]、また、第18回受賞の森水陽一郎は、第18回小野十三郎賞、第17回坊っちゃん文学賞を受賞している。

受賞作

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一般の部

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受賞年 作品名 氏名
2005年 最優秀賞 約束 松浦勝子
2006年 最優秀賞 決意 金田貴子
2007年 最優秀賞 九十三歳差の友情 竹仲浩美
2008年 最優秀賞 中川晶子
2009年 最優秀賞 老いて 飯島もとめ
2010年 最優秀賞 大雪の贈り物 内村和
2011年 最優秀賞 あの道はあまりにも遠すぎて 松本愛郎
2012年 最優秀賞 五日間のお遍路 森水陽一郎
2013年 最優秀賞 三途の川縁で 中村美技子
2014年 最優秀賞 ひばり 柴野裕治
2015年 最優秀賞 メゾン・ド・ヌルーパス 砂田実法
2016年 最優秀賞 母のパーマネント 長田あいゆ
2017年 最優秀賞 着物は無理でも 石井泰子
2018年 最優秀賞 水の手引き 高野千恵子
2019年 最優秀賞 御守りの飯台 片山ひとみ
2020年 最優秀賞 図書館の深海魚 植田郁子
2021年 最優秀賞 認知症の母の詠んだ俳句 菅沼博子
2022年 最優秀賞 父の腕時計 峯田泰彦
2023年 最優秀賞 モサ、タケ、ミーちゃん、有難う 高須健之
2024年 最優秀賞 耀く体操服 松田正弘

選考委員

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2024年現在
  • 太田治子(作家)
  • 新井正彦(文学研究者・江戸川大学教授)
  • 江尻潔(詩人・美術館学芸員)
  • 堀井正子(文学研究家)

過去の選考委員

脚注

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出典

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関連項目

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外部リンク

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