小説BOC
日本の雑誌
小説BOC(しょうせつボック)は、中央公論新社が発行する季刊文芸誌。
小説BOC (しょうせつボック) | |
---|---|
刊行頻度 | 季刊 |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
出版社 | 中央公論新社 |
刊行期間 | 2016年春号 - 2018年夏号 |
ウェブサイト | http://www.boc-chuko.jp/ |
2016年4月20日、創業130周年を記念して創刊された[1][2]。判型は、A5判[3]。『海』(1969年 - 1984年)と『小説中公』(1993年 - 1995年)の2誌以降、中央公論新社には小説誌がなかったため、創業130年を記念して小説誌を立ち上げよう、という話が出ており、また、伊坂幸太郎と編集者の間で「何か面白いことができないだろうか」「複数の作家で年表を物語で埋めていくのはどうだろうか」といった話が出ていたことが、創刊につながったという[4]。
誌名の「BOC」は、創業130周年の「130」を縮めた「BO」に、「CHUKO」(中央公論新社)の頭文字「C」をつけたものとされる[5][6]。また、古語英語bocから「本」という意味もあり、Beginning of Circle(連環の始まり)の頭文字でもある[7]。カバーイラストは、杜昆による[8][9]。複数の作家が同じ世界観の中で長編競作を行う、大型競作企画「螺旋」プロジェクトが第1号からスタートしている[3]。
2018年7月19日刊行の第10号をもって終刊。同年10月25日、「つながる文芸webサイト「BOC」」をオープン[10]。
脚注
編集出典
編集- ^ “中央公論新社、創業130年記念し文芸誌創刊”. 新文化. (2016年4月20日) 2020年11月13日閲覧。
- ^ “中央公論新社が文芸誌、人気作家が小説共作”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2016年4月18日) 2020年11月13日閲覧。
- ^ a b BOC - 中央公論新社
- ^ “『小説BOC』編集長・髙松さんインタビュー”. ビジネスジャーナル. (2016年6月27日) 2020年11月13日閲覧。
- ^ BOC つながる文芸webサイト [@BOC_chuko] (2016年3月25日). "また本日は、ちらほらと問い合わせのある「BOC」という名前の由来についてご説明します。中央公論新社は今年で創業130周年。「130」をぎゅっと縮めて「BO」、最後に「CHUKO」の頭文字「C」をつけて「BOC」です。と同時に実はこの言葉、古典英語で「本」という意味もあるのです……". X(旧Twitter)より2020年11月13日閲覧。
- ^ “文芸誌『小説BOC』創刊! 朝井リョウ氏、伊坂幸太郎など豪華執筆陣が勢揃いするイベントも開催へ 〈BOOKSTAND〉”. AERA dot. (朝日新聞出版). (2016年4月24日) 2020年11月13日閲覧。
- ^ BOC つながる文芸webサイト [@BOC_chuko] (2016年8月8日). "「BOC」は1+3+0+中公のCから来ていますが、他にも古語英語で「本」という意味だったり、Beginning of Circle (連環の始まり)の頭文字だったりします。「ボック」という音として新しく、親しみやすいようにという一方で130年の伝統も受け継いでいます!#小説BOC". X(旧Twitter)より2020年11月13日閲覧。
- ^ 小説BOC twitter 2016年7月20日
- ^ BOC つながる文芸webサイト [@boc_chuko] (2016年7月20日). "カバーイラストには、第1号のセンセーショナルな作品に問い合わせが殺到した杜昆さんが再び登場!発売日に合わせ、編集部でキンキンに冷やした「小説BOC」。装画をよーく見ていただければ、どれだけ冷えているかが分かりますよ!(笑)". X(旧Twitter)より2020年11月13日閲覧。
- ^ “つながる文芸webサイト「BOC」オープン!”. つながる文芸Webサイト「BOC」ボック. 中央公論新社 (2018年10月25日). 2018年12月17日閲覧。
外部リンク
編集- つながる文芸誌「小説BOCボック」 - 中央公論新社
- つながる文芸Webサイト「BOC」ボック - 中央公論新社