小牧治
小牧 治(こまき おさむ、1913年11月16日 - 2000年5月21日[1])は、日本の倫理学者。東京教育大学名誉教授。
来歴
編集京都府生まれ。東京文理科大学哲学科卒。フランクフルト大学に留学。 1961年、「社会と倫理 カント倫理思想の社会史的考察」で東京教育大学文学博士[2]。 東京教育大学教授。1977年、退任、名誉教授。
2000年5月21日、急性心不全のため死去[1]。
著書
編集- 『奉仕の道徳学』(理想社) 1944
- 『思想問題の基礎知識』(暁教育図書、現代教養講座) 1952
- 『人間形成の倫理学的基礎 カント倫理学の人間学的考察』(大日本雄弁会講談社) 1953
- 『社会と倫理 カント倫理思想の社会史的考察』(有信堂) 1959
- 『倫理学入門』(有信堂、文化新書) 1963
- 『カント』(清水書院、センチュリーブックス 人と思想) 1967
- 『マルクス』(清水書院、センチュリーブックス 人と思想) 1967
- 『倫理学入門』(有信堂) 1969
- 『アドルノとその周辺 フランクフルト便り』(啓隆閣) 1971、のち御茶の水書房
- 『革命家マルクス その生涯と思想』(清水書院) 1972
- 『国家の近代化と哲学 ドイツ・日本におけるカント哲学の意義と限界』(御茶の水書房) 1978
- 『和辻哲郎』(清水書院、Century books 人と思想) 1986
- 『輝け若者たち ある人生探求者の贈ることば』(東信堂) 1988
- 『ホルクハイマー』(清水書院、Century books 人と思想) 1992
- 『アドルノ』(清水書院、Century books 人と思想) 1997
共編著
編集- 『絵と図で学ぶ政・経・社』(安斎信一共著、小学館、中学図説学習シリーズ) 1958
- 『倫理学 社会生活と倫理』(山田英世, 工藤綏夫共編著、有信堂) 1958
- 『倫理学 生活と倫理』(編、高文社) 1959
- 『シュバイツァー』(泉谷周三郎共著、清水書院、センチュリーブックス 人と思想) 1967
- 『ルター』(泉谷周三郎共著、清水書院、センチュリーブックス 人と思想) 1970
- 『哲学と日本社会』(家永三郎共編、弘文堂) 1978
- 『倫理学 生活・倫理・思想』(編著、北樹出版) 1978
- 『アメリカのコミュニティ・カレッジ』(内田穣吉共編、三省堂選書) 1987
- 『ハーバーマス』(村上隆夫共著、清水書院、Century books 人と思想) 2001
翻訳
編集出典・脚注
編集- ^ a b 『現代物故者事典2000~2002』(日外アソシエーツ、2003年)p.256
- ^ “社会と倫理 : カント倫理思想の社会史的考察 小牧治”. 国立国会図書館. 2012年12月10日閲覧。