小沢武夫 (外交官)
小沢 武夫（おざわ たけお、1907年 - 1996年）は、日本の外交官。シカゴ総領事、駐チェコスロヴァキア特命全権大使などを務めた。
経歴・人物
編集神奈川県出身[1]。1932年東京商科大学（現一橋大学）卒業[2]。1936年高等試験外交科合格[1]、外務書記生（アメリカ合衆国）[3]。1937年外交官補（アメリカ合衆国）[1]。1938年上海・漢口領事官補[1]。1940年外務省東亜局第二課兼対満事務局事務官[1]。1942年満州国勲三位桂国章受章[4]。1943年満州国国勢調査紀念章受章[5]。
日本の降伏後、一等書記官を経て、1945年終戦連絡地方事務局連絡官[6]。1948年総理庁官房財閥役員審査課長[7]。1951年外務省連絡局調整課長[8]。1952年、サンフランシスコ平和条約の発効によりペルーとの国交が再開したことに伴い、駐ペルー臨時代理公使に赴任[9]。
内閣総理大臣官房財閥役員審査課長[10]、外務省アジア局第一課長兼第二課長[11]、在外公館等借入金評価審議会専門委員などを経て[12][13]、1956年外務省アジア局外務参事官。1957年ボンベイ総領事[14][15]。1959年シカゴ総領事[16]。1962年駐ドミニカ共和国特命全権大使[17]。
1963年ドミニカ共和国大統領就任式典に参列する特派大使[18][19]。1964年駐ドミニカ共和国兼ジャマイカ特命全権大使[20]。1966年退官[21]、外務省大阪連絡事務所所長[22]。 1968年駐チェッコスロヴァキア特命全権大使[23]。1971年退官[24]。1974年神戸製鋼所顧問。1981年同退任[25]。1977年勲二等瑞宝章受章[26]。1996年死去[27]、叙正三位[28]。
テレビ出演
編集脚注
編集- ^ a b c d e 日本外交年鑑 昭和18年版
- ^ 上田貞次郎伝泰文館 、昭55、172p
- ^ 「三つ巴の東南アジア--深刻化する貧困と政治不安 / 小沢 武夫/p16-27」世界週報 38(12)(1766);1957・4・20
- ^ 叙勲裁可書・昭和十七年・叙勲巻十四・外国勲章記章受領及佩用三国立公文書館
- ^ 官報 1943年11月24日
- ^ 官報 1945年10月13日
- ^ 官報昭和23年本紙第6581号 195頁
- ^ 官報 1951年04月06日
- ^ 1．小沢臨時代理公使より岡崎外相あて電報外務省
- ^ 官報昭和25年本紙第7069号 60頁
- ^ 官報昭和29年本紙第8185号 249頁
- ^ 官報昭和29年本紙第8232号 318頁
- ^ 官報昭和29年本紙第8337号 253頁
- ^ 官報昭和32年本紙第9156号 127頁
- ^ 官報昭和31年本紙第8777号
- ^ 官報昭和34年本紙第9731号 81頁
- ^ 官報昭和37年本紙第10735号 685頁
- ^ ラテン・アメリカ地域外務省
- ^ 官報昭和38年本紙第10849号 426頁
- ^ 官報昭和39年本紙第11222号 16頁
- ^ 官報昭和41年本紙第11987号 11頁
- ^ 官報昭和43年本紙第12385号 18頁
- ^ 歴代駐チェコ日本国大使外務省
- ^ 官報昭和46年本紙第13258号 11頁
- ^ 「神鋼、前駐米大使の大河原氏を特別顧問に迎える――貿易摩擦激化で助言期待。」1985年7月31日 日経産業新聞
- ^ 官報昭和52年本紙第15246号 7頁
- ^ 「小沢武夫氏（死去）」1996年3月11日 日本経済新聞 夕刊
- ^ 官報平成8年本紙第1873号 11頁
- ^ こども・教育世界の国々 放送年度：1953～1957年度 NHKアーカイブス
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