小林利一
小林 利一(こばやし りいち、1898年(明治31年)2月12日[1] - 没年不明)は、大正から昭和にかけての満鉄職員、鉄道官僚。朝鮮総督府交通局長を務めた。
経歴
編集大分県速見郡別府町[1]で小林豊蔵の次男として生まれる[2]。1922年11月大学の卒業を待たずして高等文官試験行政科に合格し[1][2]、1923年3月東京帝国大学政治学科を卒業[1][2]。満鉄に入り、経理課勤務、京城鉄道学校講師を務めたのち[2]、1925年、朝鮮総督府鉄道局に転じて書記になった[1]。1926年3月には鉄道局副参事、1927年5月には鉄道局参事[1]、1932年6月には鉄道局経理課長[1]に就任。その後、鉄道局理事、京城地方鉄道局長を経て、1942年11月に鉄道局総務課長に就任[2]。1943年12月1日、朝鮮総督府交通局長に任じられ[3]、日本による朝鮮統治終了まで務めた。
脚注
編集参考文献
編集- 帝国秘密探偵社 編『大衆人事録 第14版 外地・満支・海外篇』帝国秘密探偵社、1943年 。
- 日本行政学会 編『輓近大日本拓殖史』日本行政学会、1934年 。