小松 春雄(こまつ はるお、1913年5月26日 - 1988年5月11日[1])は、日本の政治学者中央大学名誉教授。英国保守主義のエドマンド・バーク、その論敵トマス・ペインを研究した。

来歴

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徳島県麻植郡鴨島町(現・吉野川市)出身[1]。1938年東京帝国大学法学部政治学科卒。1939年東亜研究所研究員。1946年東京大学社会科学研究所研究員。その後、東京大学職員、法政大学法学部兼任講師を経て、1950年國學院大學政経学部助教授、1953年中央大学法学部助教授、1955年法学部教授、1962年「イギリス保守主義史研究」で中央大学で法学博士。1967年中央大学図書館長、1973年中央大学附属中学校・高等学校長、1974年日本政治学会理事長、1979年中央大学社会科学研究所初代所長、1984年中央大学定年退任[2]、名誉教授、成蹊大学経済学部教授。1988年在職中に逝去

エピソード

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在学中に岡義武の影響意を受け、以後政治史・イギリス政治史の研究を始めた[3]。また、門下生に高柳先男らがいる[4]

著書

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  • 近代デモクラシーの形成と発展 近代欧洲政治・社会史 小峰書店 1950
  • 概説近代欧洲政治社会史 小峰書店 1952
  • イギリス保守主義史研究 エドマンド・バークの思想と行動 御茶ノ水書房 1961
  • イギリス紀行 政治と風土 御茶の水書房 1965
  • 人と思想と風土 一政治学徒の旅 小峯書店 1971.3
  • 西洋政治史概説 中央大学出版部 1980.6
  • イギリス政党史研究 エドマンド・バークの政党論を中心に 中央大学出版部 1983.6
  • 多摩の丘 歌集 中央大学出版部 1983.12
  • 逍遥 歌集 中央大学出版部 1984.12
  • 評伝トマス・ペイン 中央大学出版部 1986.10

翻訳

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脚注

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  1. ^ a b 『現代物故者事典 1988~1990』(日外アソシエーツ、1993年)p.270
  2. ^ 「法学博士小松春雄先生略歴・主要著作目録」『法学新報』第91巻3・4、東京 : 中央大学法学会、1984年7月、511-519頁、CRID 1520572358051486720ISSN 00096296 
  3. ^ 略歴・主要著作, p. 487, 私の歩んだ道.
  4. ^ 『法学新報 110(3-4)』2003-8 p2