小山 裕三(こやま ゆうぞう、1956年2月3日[1] - )は、日本の体育学者、陸上競技選手陸上競技指導者、陸上競技解説者砲丸投元室内日本記録保持者[2]佐野日本大学短期大学学長[3]。 専門はスポーツ運動学。日本大学陸上競技部元監督。博士(体育科学)国士舘大学[4]

経歴

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千葉県出身。成田高等学校を1974年に卒業[5]日本大学法学部管理行政学科卒業[2][6]日本大学文理学部体育学科聴講生を経て、筑波大学大学院修士課程体育研究室研究生。現役時代は砲丸投の日本トップ選手としてゴールドウインに所属して活躍した。第62回(1978年)、第63回(1979年)日本陸上競技選手権大会において優勝。

成田高等学校で指導していた当時、1980年2月26日、野球部員Mを同僚の体育教師滝田詔生(俳優滝田栄の実兄)とともに「頭部・顔面を所携の上ばきズックのゴム製裏底部分で数回殴打する暴行を加え」「その頭部などを所携のゴム製サンダルの裏部分で数回殴打する暴行を加え、よって同人に加療約五五日間の迷路振盪病、耳鳴症の傷害を負わせた」行為で刑事告訴され、千葉簡易裁判所で罰金8万円の有罪判決を受けた(滝田には罰金5万円)[7][8]。この成田高校体罰事件では民事裁判も起こされ、2300万円の損害賠償を請求された。

のち日本大学に移り、2016年より日本大学スポーツ科学部教授[2]を務め、同学部長[9]を経て2023年より現職。 また日本大学陸上競技部監督を務めた[6]。 主な教え子に、室伏広治野口安忠畑瀬聡大垣崇村上幸史らがいる。

日本陸上競技連盟投てき部長、東京陸上競技協会強化副部長、日本学生陸上競技連合強化委員会委員などの要職を歴任している。 TBS世界陸上中継で長年投擲種目の解説を務めている。解説者としてはオールマイティな解説が持ち味で、砲丸投だけでなく、円盤投ハンマー投やり投の解説も行うが、辛口な解説で有名である。2009年のベルリン世界陸上選手権では教え子の村上幸史のメダルが決まった瞬間に放送席で号泣していた。

加瀬あつしの漫画『カメレオン』の登場人物「小山裕造」のモデルでもある(コミックス二巻、キャラクターズパラダイスにて加瀬あつし本人が公表)。小山は高校時代の加瀬の恩師にあたる。

主な出演番組

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書籍

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監修

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  • 『記録が伸びる!陸上競技投てき:砲丸投げ・やり投げ・円盤投げ・ハンマー投げ』メイツ出版、2015年。ISBN 978-4-7804-1616-9
  • 『日大式で差がつく!陸上競技投てき種目トレーニング:砲丸投げ・やり投げ・円盤投げ・ハンマー投げ』メイツ出版、2017年。ISBN 978-4-7804-1900-9
  • 『記録が伸びる!陸上競技投てき:砲丸投げ・やり投げ・円盤投げ・ハンマー投げ』メイツ出版、2020年。ISBN 978-4-7804-2422-5

関連書籍

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  • 『ジュニア陸上競技教典:初心者マニュアルQ&A〈高校トレーニング方式第5版〉』(全国高等学校体育連盟陸上競技部(編)、陸上競技社製作、1997年3月、砲丸投の項を小山裕三が執筆。)[10]

脚注

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  1. ^ 『陸上競技マガジン』1991年5月号
  2. ^ a b c 教員紹介 - 学部案内 | スポーツ科学部 | 日本大学 (2017年8月21日閲覧)
  3. ^ "小山裕三新学長が就任."佐野日本大学短期大学公式サイト「お知らせ」2023年4月1日付. 2024年8月11日閲覧。
  4. ^ 国立国会図書館. “博士論文『日本人投擲競技者における世界水準との差異を生む要因 : やり投と砲丸投の比較から』”. 2023年4月6日閲覧。
  5. ^ https://www.narita.ac.jp/wp-content/uploads/2017/10/tosho-pdf-e.pdf
  6. ^ a b スタッフ・部員 | 日本大学陸上競技部
  7. ^ 『教師の懲戒と体罰: 学校敎育と子どもの人権』155ページ
  8. ^ https://dl.ndl.go.jp/pid/2832115/1/38
  9. ^ "スポーツ科学部対談(前編):小山裕三学部長・上野広治学部次長."日本大学CATCH-UP(2021年10月12日付). 2024年8月11日閲覧。
  10. ^ "書誌情報."国立国会図書館サーチ. 2024年8月11日閲覧。

関連項目

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関連人物

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