小山田了三
小山田 了三(おやまだ りょうぞう、1932年12月31日 - 2009年10月2日[1])は、日本の物性工学者、技術史学者。富士大学元学長。
略歴
編集岩手県出身。小山田信茂の子孫。岩手県立盛岡第一高等学校を経て、1955年岩手大学教育学部卒、59年まで中学校教師、1961年東京理科大学卒、東京教育大学理学部をへて、1964年東京工業大学大学院修士課程修了、科学技術庁金属材料技術研究所研究員、71年同主任研究官、73年「溶融塩の基礎研究 二・三の基礎的性質とイオン間の相互作用について」で大阪大学工学博士。1974年長崎大学教育学部助教授、1978年教授、ニューマテリアル開発研究所・シンクタンク代表。1984年東京電機大学講師、1987年山梨学院大学商学部教授。2000年富士大学学長[2]。長男は小山田隆信(1966- )。
著書
編集- 『実践工業科教育法 第3版』東京電機大学出版局 1986
- 『民俗資料の技術史 江戸時代までの資料の発掘とその技術史的研究』東京電機大学出版局 1986
- 『材料技術史概論』東京電機大学出版局 1987
- 『ニューセラミックス』東京電機大学出版局 ハイテク選書 1988
- 『橋 ものと人間の文化史』法政大学出版局 1991
- 『情報史・情報学』東京電機大学出版局 1993
- 『未来材料入門 材料基礎から未来コンピュータの素子まで』東京電機大学出版局 1995
- 『日本人の創造力 発想の転換とその成功例』東京電機大学出版局 1996
- 『世界を支える日本技術 伝統技術の展開』東京電機大学出版局 1998