小寺城(こでらじょう)は、美濃国池田郡小寺(岐阜県揖斐郡池田町)にあった日本の城池田山城とも呼ばれる。寛正年間に稲葉通貞が築き、稲葉氏三代の居城であった。

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小寺城
岐阜県
城郭構造 山城
築城主 稲葉通貞
築城年 寛正年間
主な城主 稲葉氏
廃城年 1534年(天文三年)
遺構 曲輪、竪堀
指定文化財 なし
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概要

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美濃守護の土岐成頼は、西美濃の守りを固めるために稲葉家の祖である稲葉通貞に命じて築城させた城である。四国の名族である河野氏(越智氏)の一族でもあった稲葉通貞はその後勢力を増し、同じ美濃国池田郡に勢力を固めていた本郷城美濃国枝氏を凌ぐようになった[1]

その後、1525年大永五年)の牧田の戦いで浅井亮政と戦い、子息の通則ら一族の多くが討死した。そして、良通が代を継ぎ、1534年天文三年)に曽根城に居城を移し、小寺城は廃城となる[2][3]

なお、城主は、稲葉通貞(塩塵)- 稲葉通則稲葉良通(一鉄)と三代続いた[2]

場所

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形式は「山城」で、山頂部付近の標高270m、比高150m付近の平場が城の跡となっている。

脚注

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  1. ^ 小寺城 ちえぞー!城行こまい”. chiezoikomai.umoretakojo.jp. 2024年7月5日閲覧。
  2. ^ a b 美濃小寺城”. www.oshiro-tabi-nikki.com. 2024年7月5日閲覧。
  3. ^ 小寺城 /城跡巡り備忘録 岐阜県”. 466-bun.com. 2024年7月5日閲覧。