小宮友根
日本の社会学者
小宮 友根(こみや ともね、1977年(昭和53年) - )は、日本の社会学者。東北学院大学経済学部准教授[1]。専門は社会学(ジェンダー論、エスノメソドロジー、会話分析、理論社会学)[1]。
人物情報 | |
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生誕 | 神奈川県 |
国籍 | 日本 |
出身校 |
早稲田大学教育学部 東京都立大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程修了 |
学問 | |
研究分野 | 社会学 |
研究機関 |
早稲田大学 東京都立大学 明治学院大学 東北学院大学 |
学位 | 博士(社会学) |
主な受賞歴 | 西尾学術奨励賞(2012年) |
脚注 |
経歴
編集1977年(昭和53年)、神奈川県生まれ[2]。早稲田大学教育学部卒業後、東京都立大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程修了[2]。学位論文「実践の中の性別」にて、博士(社会学)を取得する[3]。
その後、日本学術振興会特別研究員(受入機関:明治学院大学)を経て、2014年(平成26年)から東北学院大学経済学部准教授を務める[4]。また、2012年(平成24年)には、著書『実践の中のジェンダー―法システムの社会学的記述』が、ジェンダー法学会が主催する西尾学術奨励賞を受賞した[4][5]。
著書
編集単著
編集共編著
編集- (玉野和志編)ブリッジブック社会学(信山社、2008年)
- (日本法社会学会編)現代における私法・公法の〈協働〉(有斐閣、2008年)
- (酒井泰斗、浦野茂、前田泰樹、中村和生編)概念分析の社会学(ナカニシヤ出版、2009)
- (日本法社会学会編)マイノリティと法(有斐閣、2012年)
共訳
編集- (ヴァレリー・ブライソン著、江原由美子監訳)争点・フェミニズム(勁草書房、2004年)
- (エリック・ブライシュ著)『ヘイトスピーチ 表現の自由はどこまで認められるか』(明石書店、2014年)
論文
編集- 「成員カテゴリー・結合の論理・性別秩序――『性差別のエスノメソドロジー』再考」『現代社会理論研究』12、2002年
- 「『個人であること』の秩序――基礎付け主義/反基礎付け主義と記述」『社会学論考』23、2002年
- 「『価値判断』の分析可能性について――社会学における記述と批判」『年報社会学論集』18、2005年
- 「『法廷の秩序』研究の意義について」『法社会学』66、2007年
- (酒井泰斗と共著)「社会システムの経験的記述とはいかなることか――意味秩序としての相互行為を例に」『ソシオロゴス』31、2007年
- (鶴田幸恵と共著)「人びとの人生を記述する――『相互行為としてのインタビュー』について」『ソシオロジ』52、2007年
- 「行為の記述と社会生活の中のアイデンティティ : J. バトラー『パフォーマティヴィティ』概念の社会学的検討」『社会学評論』60、2009年
- 「法的推論と常識的知識」『人文学報』437、2011年
- 「法的推論と常識的知識」『人文学報・社会学』46、2011年
- 「評議における裁判員の意見表明 : 順番交替上の『位置』に着目して」『法社会学』77、2012年
- 「裁判員は何者として意見を述べるか : 評議における参加者のアイデンティティと『国民の健全な常識』」『法社会学』79、2013年
脚注
編集出典
編集- ^ a b 小宮友根准教授 - 東北学院大学経済学部共生社会経済学科 教員紹介 2022年3月2日閲覧
- ^ a b 小宮 友根 - 現代ビジネス 2022年3月2日閲覧
- ^ 実践の中の性別 - 国立国会図書館サーチ 2022年3月2日閲覧
- ^ a b c 小宮友根『実践の中のジェンダー』(2011、新曜社) 2022年3月2日閲覧
- ^ 西尾学術奨励賞受賞作 - ジェンダー法学会 2022年3月2日閲覧
外部リンク
編集- frrootsのtwitter補完メモ
- 小宮友根 (KOMIYA.Tomone) - Facebook
- 小宮友根 (@frroots) - X(旧Twitter)
- 小宮友根 - researchmap
- 小宮友根 - J-GLOBAL
- 小宮友根 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 論文一覧(KAKEN)