小国町立蓬萊小学校
熊本県小国町にあった小学校
小国町立蓬萊小学校(おぐにちょうりつ ほうらいしょうがっこう)は、かつて熊本県阿蘇郡小国町黒渕にあった公立小学校。
小国町立蓬萊小学校 | |
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北緯33度07分46秒 東経131度02分12秒 / 北緯33.1295度 東経131.03675度座標: 北緯33度07分46秒 東経131度02分12秒 / 北緯33.1295度 東経131.03675度 | |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 小国町 |
併合学校 |
小国町立志屋小学校 小国町立杉室小学校 |
設立年月日 | 1874年 |
閉校年月日 | 2009年 |
共学・別学 | 男女共学 |
所在地 | 〒869-2502 |
熊本県阿蘇郡小国町黒渕2503 | |
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沿革
編集- 1874年(明治7年)1月 - 創立[1]。
- 1923年(大正12年) - 志屋尋常小学校、杉室尋常小学校と統合し蓬萊尋常高等小学校となる。志屋、杉室は分教場となる。
- 1927年(昭和2年) - 志屋尋常小学校、杉室尋常小学校が独立。
- 1941年(昭和16年) - 蓬萊国民学校と改称。
- 1947年(昭和22年) - 小国町立蓬萊小学校と改称。
- 1969年(昭和44年) - 志屋小学校を統合。
- 1974年(昭和49年) - 杉室小学校を統合。
- 1999年(平成11年) - 木製(杉)の学校用家具(机・いす)が導入される[2]。社団法人文教施設協会「平成16年度学校用家具に関する調査研究」では、当校が調査協力校の一つとなっている[2]。
- 2007年(平成19年)3月9日 - 小国町と国土交通省の共催による町内初の室原地区植樹祭が、当校の児童によって実施された[3]。
- 2009年(平成21年)
総合学習
編集最末期には総合学習の一環として郷土史の事物を演劇として上演しており、2006年には松原ダム・下筌ダム建設に反対して町で反対運動が繰り広げられた「下筌闘争」を[4]、2007年には小国町にある国天然記念物の大杉「阿弥陀杉」を[5]、2008年には小国出身の実業家である大塚磨を取り上げたが[6]、これが最後の年となり、閉校となった。
その他
編集坂本善三美術館が開館した1995年(平成7年)より、当校にて「ほっぽ宝来祭り」が毎年10月下旬に開催されている[7]。
当校跡は熊本県指定の避難施設となっている[8]。鍋ヶ滝が近くにあるため、土日祝日は当校跡のグラウンドが臨時駐車場として利用されている。また、鍋ヶ滝への臨時シャトルバスが不定期に運行されている[9]。
脚注
編集- ^ a b c “広報おぐに4月号 No.401” (PDF). 小国町役場. pp. 10-11 (2009年4月). 2018年8月8日閲覧。
- ^ a b “木材を活用した学校用家具の事例集”. 文部科学省. 2018年8月10日閲覧。
- ^ “〜室原地区植樹祭を実施します〜” (PDF). 国土交通省 九州地方整備局 (2007年2月14日). 2018年8月9日閲覧。
- ^ 『熊本日日新聞』2006年11月12日付。
- ^ 『熊本日日新聞』2007年11月18日付。
- ^ 糸田季佳「郷土の偉人 劇に 来春閉校の蓬萊小児童 小国杉普及…「大塚磨」知ろう」『熊本日日新聞』2008年11月17日付13面。
- ^ “ほっぽ宝来祭り|観光スポット”. 九州旅ネット(一般社団法人九州観光推進機構). 2018年8月9日閲覧。
- ^ “熊本県避難施設一覧” (PDF). 内閣官房 国民保護ポータルサイト. p. 18 (2017年4月1日). 2018年8月9日閲覧。
- ^ “鍋ヶ滝”. 小国町 (2017年5月25日). 2018年8月10日閲覧。
参考文献
編集- 『小国町立蓬萊小学校百年誌』(1975年、蓬萊小学校100年祭実行委員会編)